2016 Fiscal Year Annual Research Report
Research of spoken sentence generation in the Korean Yenpyen dialect
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15H06116
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Research Institution | Keio University |
Principal Investigator |
高木 丈也 慶應義塾大学, 総合政策学部(藤沢), 講師 (80759605)
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Project Period (FY) |
2015-08-28 – 2017-03-31
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Keywords | 方言学 / 朝鮮語学 / 社会言語学 / 言語意識 |
Outline of Annual Research Achievements |
2016年4月から8月は、2015年度後期に実施した談話採録調査の整理を進め、延辺方言の文末形式、意味機能が年代、性別、談話場面(親疎関係)といった社会言語学的要因によっていかなる差異をみせるかを分析した。当期間の研究成果は、2016年10月に天理大学で開催された第67回 朝鮮学会大会において口頭発表を行なったほか(「延辺地域朝鮮語における文末形式の社会言語学的研究」)、2017年3月に刊行された『韓国朝鮮文化研究』16号にも論文が掲載された(「延辺地域朝鮮語の終止形語尾「-jae」に関する一考察)。
また、2016年8月から2017年3月には、吉林省 延吉市、長春市、長白市、通化市、遼寧省 桓仁満族自治県などの朝鮮族高校で調査を実施し、朝鮮族4世、5世の言語使用と意識の関係の分析を試みた。当期間の成果は、2017年8月にオークランド大学で開催される国際高麗学会で口頭発表をすることが決定している(「中国朝鮮族4,5世の言語使用と言語意識」)。
なお、このほかにも2017年度以降、「延辺地域朝鮮語の談話における文末形式―親疎関係、話者の属性による差異に注目して―」、「延辺地域語の待遇法体系と終止形語尾」(『韓国語教育論講座 第3巻』) の掲載が決定しているほか、「在韓朝鮮族の言語使用と意識-安山市居住者に実施した質問紙調査から-」(中国韓国語(朝鮮語)教育研究学会、2017年5月【共同】)、「鴨緑江以北地域の中老年層談話における発話形式の特徴-終止形語尾の出現に注目して-」(ICKL20、2017年6月【単独】)での口頭発表が決定している。
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Research Progress Status |
28年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
28年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(5 results)