2015 Fiscal Year Annual Research Report
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15H06283
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Research Institution | Nagoya University |
Principal Investigator |
嶌田 盛光 名古屋大学, 医学(系)研究科(研究院), 助教 (10760473)
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Project Period (FY) |
2015-08-28 – 2017-03-31
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Keywords | 精神科看護技術 / 精神健康度 |
Outline of Annual Research Achievements |
平成27年度は、精神科看護技術(Psychiatric nursing skill)と精神健康度(GHQ12)をキーワードに医学中央雑誌およびPubMedにて文献検討を行った。精神科看護技術や精神健康度(GHQ12)に関する研究では、過去5年間にわたり看護技術評価に関する尺度開発や精神科看護師の精神健康度に関して乏しいことが明らかとなった。そして、課題テーマに沿った精神科看護技術評価尺度の開発にあたって先行研究(嶌田,2010)を参考に自作質問紙原案を作成し、複数の精神看護専門看護師(日本看護協会)からスーパーバイズを受けながら質問紙調査票を完成させた。現在、名古屋大学医学部生命倫理審査委員会の申請書類を準備しながら、全国の精神科医療施設の選定方法を検討することができた。本研究課題を進めるにあたり、やや時間を要したが準備プロセスから学びを深めることができた。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
本研究課題の進捗状況は、はじめに精神科看護技術や精神健康度に関する文献検討を行い、どのような研究が行われていたのか確認できた。そして、今回の全国調査では病棟勤務する精神科看護師を対象にするため、研究対象施設の選定方法や調査時期などを考慮し、幅広い精神科経験年数をもつ看護師の標本が得られるよう慎重に検討した。そのため、名古屋大学医学部生命倫理審査委員会への受審準備に時間を要した。本研究は横断研究のため、郵送調査の回収率を上げるためにも必要な準備段階のプロセスであると考える。
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Strategy for Future Research Activity |
平成28年度は、6月までに名古屋大学医学部生命倫理審査委員会を受審し了承を得てから速やかに調査票や封筒の印刷を行い、調査対象となる精神科医療施設へ発送したい。その後、平成28年12月頃までには調査結果を統計処理して、分析と結果のまとめる作業に移りたいと考えている。また、発送した調査票の回収率を定期的に確認し、必要があれば調査施設へ連絡したり督促状を発送し標本管理に留意したい。そして、研究課題や成果発表に関連した学会へ参加して情報収集に努めたい。
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