2015 Fiscal Year Annual Research Report
東南アジア島嶼部におけるリーダーシップの正統性に関する比較研究:ボルネオを中心に
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15H06301
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
佐久間 香子 京都大学, 東南アジア研究所, 連携研究員 (50759321)
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Project Period (FY) |
2015-08-28 – 2017-03-31
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Keywords | 林産物交易 / 人類学 / リーダーシップ / 東南アジア島嶼部 / ボルネオ |
Outline of Annual Research Achievements |
平成27年度は、東南アジア学会第94回研究大会(於早稲田大学)で個人口頭発表し、多くの研究者からコメントをいただいた。それらをもとに発表内容を論文にまとめて学術雑誌『東南アジア研究』に投稿した。現在、査読者からのコメントをもとに加筆修正作業を行っている。 並行して、マレーシア・サラワク州バラム河流域の村落調査を実施した。村落ごとの首長の系譜や婚姻関係を広く調査することができた。この調査の成果は、28年度の学会発表や学術論文の執筆に反映すると同時に、単著の出版を視野に入れている。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
日本国内で入手可能な史料や民族誌の渉猟と整理およびボルネオ島マレーシア領(サラワク州)におけるフィールド調査はおおむね順調に進展している。研究成果の発表に関しては、予定通り国内学会発表と論文の投稿をした。
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Strategy for Future Research Activity |
イギリスへ史料調査に行くほかは、これまでの研究成果を発表することに力を注ぐ。具体的には国内と海外で開催される学会や研究会で積極的に口頭発表するとともに、学術論文にまとめて投稿する。近年中には、本研究課題で行った調査をもとに単著の出版を予定している。また、研究成果の社会への還元として、ウェブサイトの立ち上げに向けてデータの整理を進めていく。
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Research Products
(2 results)