2016 Fiscal Year Annual Research Report
Study of a reading intervention using the Tottori University method with the RTI model, and the Multilayer Instruction Model (MIM).
Project/Area Number |
15H06412
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Research Institution | Osaka Medical College |
Principal Investigator |
赤尾 依子 大阪医科大学, 医学部, 非常勤講師 (70756098)
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Project Period (FY) |
2015-08-28 – 2017-03-31
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Keywords | RTIモデル / T式ひらがな音読支援 / 多層指導モデルMIM / 読字困難 / 音読困難 / 早期発見・早期支援 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は、RTI(指導に対する反応)モデルに基づいた読字指導の1つである鳥取大学方式(現在は、T式ひらがな音読支援と呼ぶ)の社会実装より示唆を受けて、通常学級内での「多層指導モデルMIM」を活用した「1年生を対象としたひらがな音読指導」を提案した。そのために以下の3点を研究した。①学級で一斉にできる「ひらがな習得プログラム」について「多層指導モデルMIM」を融合する形で作成する。②通常学級で「ひらがな習得プログラム」および「解読指導」を行っても効果のない児童の特性をまとめる。③「小学1年生を対象としたひらがな音読指導」の年間計画と実施マニュアルを作成する。 ①T式ひらがな音読支援の10月、1月の検査で多くの子ども達が躓く特殊音節について、2学期(9月)から多層指導モデルMIMの拗音の動作化を取り入れる形で検討した。その結果、T式ひらがな音読支援の1月の指導対象者が減少するという傾向が確認された。 ②T式ひらがな音読支援の最終支援児について、担任教諭の評定でL票とA票、取り組みに関するアンケートを実施した結果、「読み」の問題と「書き」の問題の関連性が高いことが確認された。さらにA票の不注意はL票の全ての項目と関連性が高いことが示された。したがって、最終支援児は、「書き」の問題とADHD不注意傾向を有することが示唆された。なおADD傾向についても担当教諭にアンケート形式で確認したが、読みとの関連性は低かった。 ③T式ひらがな音読支援を継続的に実施していくためという目的のもとに、年間計画と実施マニュアルを作成した。年間計画は、申請者から過去のデータと実施時期の提案を行い、それをもとに鳥取市教育センターが検査実施日程と指導日程の一覧を作成した。年度当初の小学校校長会でも年間計画を共有し、学校体制を整えた。実施マニュアル、記録シートは作成し、年間計画とともに各学校に配布した。
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Research Progress Status |
28年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
28年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(7 results)