2015 Fiscal Year Annual Research Report
中小企業間連携においてパートナー企業選定に必要とされる経営情報
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15H06563
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Research Institution | Ibaraki Christian University |
Principal Investigator |
岡田 英治 (米岡) 茨城キリスト教大学, 経営学部, 助教 (70756965)
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Project Period (FY) |
2015-08-28 – 2017-03-31
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Keywords | 中小企業連携 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は、公的支援を受けた中小企業連携を行った企業が、パートナー企業の選定に必要とした情報、パートナー企業に対する信頼の変化について明らかにすることである。本研究では、開発段階ごとに認定事業に参画した企業に対するアンケート調査を行い、その結果を分析することにより研究を進める。実施する作業は大きく分けて次の3つである。 (1)支援内容の確認、支援事業に認定された企業連携数の推移や事業分類などの調査、企業のリストアップ、調査票の作成 (2)企業連携に参画した企業に対して郵送によるアンケート調査の実施 (3)アンケートに対する回答結果を、パートナー企業選定に関する内容と、信頼関係の構築・変化に関する内容に分けて集計し、傾向を分析する
平成27年度は、製造業における研究開発に関わる中小企業連携として、中小企業庁の「中小ものづくり基盤技術の高度化(戦略的基盤技術高度化支援事業)」において認定された事業を対象とした。(1)平成18年度から24年度までに認定された事業を確認したところ、財団法人等が管理事業者として登録されており、実質的に企業1社が事業を行っている例が見られた。したがって、研究開発成果等報告書が複数の企業で提出されているものを抽出し、事業管理者、法認定事業者に記載されている企業771社を対象とした。(2)調査票は、経営責任者向け、総務担当者向け、連携事業担当者向けの3種類を用意し、企業に郵送した。送付・回収が予定よりも1ヶ月弱遅れたが、経営責任者向けを64社、総務担当者向けを63社、連携事業担当者向けを52社から回答を得た。(3)現在、回答結果を集計し分析を行っている。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
製造業の研究開発における企業連携に関して、当初の予定よりも調査時期が遅れたが、調査結果の分析は進めており、学会での自由論題報告に関してもエントリー済みであることから、概ね順調と言える。
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Strategy for Future Research Activity |
平成28年度は、製造業の製品/市場開発における企業連携に関する研究を行う。独立行政法人中小企業基盤整備機構の「中小企業新事業活動促進法における異分野連携新事業分野開拓」に認定された事業に関して、平成27年度と同様のアンケート調査を行う予定である。調査結果を用いて、異分野連携新事業におけるパートナー企業選定や信頼関係の構築・変化について分析する。
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Research Products
(1 results)