2015 Fiscal Year Annual Research Report
児童精神科看護師による発達障害の学童へのケア修得プロセス
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15H06693
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Research Institution | Japanese Red Cross College of Nursing |
Principal Investigator |
山内 朋子 日本赤十字看護大学, 看護学部, 講師 (70460102)
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Project Period (FY) |
2015-08-28 – 2017-03-31
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Keywords | 看護学 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は、児童精神科看護師が発達障害の学童へのケアを修得するプロセスを明確化し、ケア修得プロセスモデルの構築を目指すことを目的とする。本研究によって、児童精神科看護師による発達障害の学童個人と集団の両側面を含めた専門性の高いケアを修得するプロセスモデルを提案することができ、継続教育の充実と看護の質の向上を図ることにつながる。 平成27年度は、研究計画①(児童精神科看護師による発達障害の学童個人へのケア修得プロセスに関する看護師へのインタビュー調査)と研究計画②(児童精神科看護師による発達障害の学童集団へのケア修得プロセスに関する看護師へのインタビュー調査)を並行して、以下の段階に沿って行った。 【STEP 1】研究実施計画①・②:研究計画書を研究者が所属する大学の研究倫理審査委員会へ諮った(10月~11月)。 【STEP 2】研究実施計画①・②:口頭と文書で研究参加者を募り、研究協力に関心を示した者へ研究者から口頭と文書で研究の趣旨と方法、倫理的配慮を説明し、研究参加依頼を行った(12月~1月)。 【STEP 3】研究実施計画①・②:研究参加の同意が得られた研究参加者へ半構造的インタビューを実施した。研究実施計画①では発達障害の学童個人、研究実施計画②では発達障害の学童集団へのケア修得プロセスに焦点を当てて、各データの内容分析を行った(12月~3月)。 各データから抽出した文脈の類似性や相違性を検討し、分類したテーマをさらに練り上げ、洗練させる必要がある。そのため、平成28年度も継続して各データの分析を実施する予定である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
平成27年度は、当初の研究実施計画に沿ったスケジュールでおおむね実施できている。研究実施計画①・②のデータ分析は平成28年度も継続実施予定である。
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Strategy for Future Research Activity |
平成28年度は、研究実施計画①・②で得られた結果を統合し、児童精神科看護師による発達障害の学童個人と集団、その両側面へのケアを含めたケア修得プロセスモデルの構築を試みる予定である。
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