2016 Fiscal Year Annual Research Report
Development of care model for promote medication adherence in patients with rheumatoid arthritis
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15H06773
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Research Institution | Kobe Women's University |
Principal Investigator |
元木 絵美 神戸女子大学, 看護学部, 講師 (70382265)
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Project Period (FY) |
2015-08-28 – 2017-03-31
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Keywords | 関節リウマチ / DMARDs / アドヒアランス |
Outline of Annual Research Achievements |
薬物治療を受けている関節リウマチ(RA)患者のアドヒアランスとその関連因子の関係を調査した。研究者のネットワークで選定した3施設に通院している患者520名を無作為に選定し、自記式質問紙を配布、欠損データを除外して236名を分析対象とした(有効回答率45.4%)。分析は2値の場合はt検定、3値以上の場合は一元配置分散分析、多重比較についてはTukey法を用いた。検定はすべて有意水準を両側5%とした。 対象者の基本属性は、男性49名、女性187名、平均63.9歳(SD 11.9)、RA罹病期間は平均14年1ヶ月であった。処方薬は5種類以上が最も多く147名(62.3%)、1日の内服回数は1日2回が149名(63.1%)と最も多かった。RA薬の効果を実感している方は204名(86.4%)、「効果なし」「わからない」と回答した方は32名(13.6%)、副作用の経験がある方は85名(36.0%)、「副作用の経験なし」「わからない」と答えた方は151名(64.0%)であった。 対象者のアドヒアランス尺度合計スコアの平均は52.6(SD 6.8)、構成要素である「服薬における医療従事者との協働性」の平均は11.2(SD 2.3)、「服薬に関する知識情報入手と利用における積極性」の平均は16.4(SD 3.7)、「服薬の納得度および生活との調和度」の平均は11.1(SD 2.0)、「服薬遵守度」の平均は14.0(SD 1.7)であった。アドヒアランス尺度の合計スコアと基本属性や薬の服用に関する特性との関係をみると、「職業の有無」「年齢」「1日の内服回数」「リウマチ薬の効果」の4項目において有意差が認められた。例えば、リウマチ薬の効果については、「すぐにRA薬の効果を実感できた」群のアドヒアランスが「すぐにではないが、薬の効果を実感できた」群「効果はわからない」群に比べて有意に高かった。
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Research Progress Status |
28年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
28年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(1 results)