2017 Fiscal Year Annual Research Report
自閉症スペクトラム障害幼児における早期対人相互作用の定量解析に基づく発達支援法
Project/Area Number |
15J01900
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Research Institution | University of Tsukuba |
Principal Investigator |
松田 壮一郎 筑波大学, システム情報系, 特別研究員(PD)
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Project Period (FY) |
2015-04-24 – 2018-03-31
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Keywords | 自閉症スペクトラム障害 / 対人相互作用 / 定量解析 / 工学デバイス / 対人距離 / 対面 / 交互交代 / アイトラッキング |
Outline of Annual Research Achievements |
①支援の継続と結果分析:a) モーションキャプチャシステムを用いた対人距離の定量的測定:自閉症スペクトラム障害児とセラピスト間の対人距離を、拘束感の弱いマーカー装着方法で計測したモーションキャプチャデータを基に、対人距離の時間変化モデルを構築した。b) ウェアラブル対面計測デバイスを用いたFace to Faceの定量的測定:赤外線通信を利用した対面行動(Face to Face)を計量する頭部装着型デバイスと、ウェアラブルアイトラッカーの同時計測により、対面行動と眼球運動の関係について検討した。また、自動計測に基づく視覚フィードバックが発達障害児の非言語行動へ与える影響についての結果を取りまとめた。c) 球体コミュニケーションデバイスを活用したASD児の社会的遊び行動の促進:無線通信技術を活用した球体コミュニケーションデバイスを活用してASD児6名に対し、社会的遊びの介入を行った。デバイスによる視覚・触覚フィードバックがある条件でASD児の球体操作、及び他者が操作している球体への注視がそれぞれ、無い条件と比較して増加することを明らかにした。 ②発展的な研究:米国フィラデルフィア小児病院・自閉症研究センターでの共同研究:2017年4月から7月まで米国フィラデルフィア小児病院・自閉症研究センターに滞在し、予期的注視を弁別学習成立の指標として用いることを目的とした、アイトラッカーを活用した実験プログラムの開発に従事した。定型発達成人6名と定型発達児3名を対象とした実験の結果、定型発達成人6名中3名、定型発達児3名中2名に単純弁別の成立に予期的注視を活用できることが示唆された。
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Research Progress Status |
29年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
29年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(18 results)
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[Journal Article] Visualizing Gaze Direction to Support Video Coding of Social Attention for Children With Autism Spectrum Disorder2018
Author(s)
Higuchi, K., Matsuda, S., Kamikubo, R., Enomoto, T., Sugano, Y., Yamamoto, J., & Sato, Y.
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Journal Title
Proc. of the ACM International Conference on Intelligent User Interfaces (IUI 2018)
Volume: -
Pages: 571-582
DOI
Peer Reviewed
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[Journal Article] Modeling of the Chasing Behaviors for Developmental Program of Children with Autism Spectrum Disorders2017
Author(s)
Tsuji, A., Sekine, S., Enomoto, T., Matsuda, S., Yamamoto, J., & Suzuki, K.
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Journal Title
Proc. of the 2017 IEEE 16th International Conference on Cognitive Informatics & Cognitive Computing (ICCI*CC 2017)
Volume: -
Pages: 115-120
DOI
Peer Reviewed
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