2015 Fiscal Year Annual Research Report
潜在記憶の性質および脳メカニズムの解明―ヒト記憶機能の総体的理解を目指して―
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15J06742
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
三好 清文 京都大学, 文学研究科, 特別研究員(DC2)
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Project Period (FY) |
2015-04-24 – 2017-03-31
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Keywords | 再認記憶 / プライミング / 信号検出モデル / 閾値モデル / モデル選択 / 空間的注意 |
Outline of Annual Research Achievements |
プライミングについての研究論文が「Frontiers in Psychology」誌に掲載された。また、空間的注意と記憶判断に関する実験を実施し、成果を国際誌「Consciousness and Cognition」誌に投稿した。また、再認記憶データの数理モデル比較研究についての解説論文を執筆し、「心理学評論」に投稿した。 また、認知心理学会、日本視覚学会、Society for Neuroscienceといった学会発表を通じ、同分野の研究者とのネットワークを大きく拡大した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
1: Research has progressed more than it was originally planned.
Reason
国際に1本の論文が採択されたほか、現在2本の論文が審査の過程にある。 実験の進捗状況も当初の予想を上回るものである。また、現象の理論的側面に目を向けた学習を進め、記憶の数理モデル研究についての知識と実践力を見に付けた。
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Strategy for Future Research Activity |
当初の研究予定を完成させる。また、上述した数理モデルを研究に取り入れ、現象のメカニズムの理解を進める。
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Research Products
(6 results)