2018 Fiscal Year Annual Research Report
Improvement of IP address format and Development of User's geolocation-based Application by using the geolocation-based IP address
Project/Area Number |
15K00143
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Research Institution | Fukuoka Institute of Technology |
Principal Investigator |
田村 瞳 福岡工業大学, 工学部, 助教 (30423601)
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Project Period (FY) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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Keywords | IPv6アドレス / 地理的位置情報 / メッシュコード |
Outline of Annual Research Achievements |
H30年度は,80m四方の範囲(無線LANのアクセスポイント1台がカバーするエリア4箇所分)での運用を想定して位置ベースIPv6アドレスによる通信実験を行った. 次に,位置情報ベースのIPv6アドレスを活用したアプリケーションとして,2つのアプリケーションの動作検証を実施した.ひとつめは,災害時を想定した位置ベースの情報配信アプリケーションであり,H28年度では,1カ所に対してある情報を配信する部分までを構築していたが,H30年度は複数のメッシュ範囲に対してメッシュごとに異なる情報を配信することができるように改良し,動作検証を行った.また,位置情報IPv6アドレスを活用してセンサ情報を地図上に表示するセンサ情報可視化ツールを試作した.試作したアプリケーションの動作検証として,実際にセンサを取り付けたRaspberryPiに位置情報ベースのIPv6アドレスを付与してネットワークを構築し,これらのセンサからの情報を地図アプリケーション上に表示できることを検証した.このように,位置情報を含むIPv6アドレスを利用することによって,GPS情報を管理する部分を記述せず,位置情報を活用したアプリケーションを簡単に構築することができるようになった. 最後に,送信元ノードと宛先ノードが比較的近い範囲に存在する場合に,上位エリアを管理するルータを必ずしも経由せず,近隣のエリアを管理するルータ間を経由することで通信遅延が小さくなるような経路制御に関する検討を行った.
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