2015 Fiscal Year Research-status Report
タッチベースデバイス入力からの多言語の手書きを認識する統一的モデルと手法の研究
Project/Area Number |
15K00225
|
Research Institution | Tokyo University of Agriculture and Technology |
Principal Investigator |
朱 碧蘭 東京農工大学, 工学(系)研究科(研究院), 助教 (50466918)
|
Project Period (FY) |
2015-04-01 – 2018-03-31
|
Keywords | 手書き認識 / オンライン認識 / 確率モデル |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は,日本語のオンライン手書きで確立した明示的な切出し手法による最先端の認識技術を土台に,包括的なモデルを提案し,英語や中国語,アラビア語などの多言語の手書き認識に適用し,各言語に対する既存手法のメリットを包括しつつ,各手法を超える性能や利点を実現することを目指している.まず,一年目では暗黙的切出し手法と明示的な切出し手法の実験と統合による欧米言語の手書き認識を行った.明示的な切出し手法と暗黙的な切出し手法による英語手書き認識手法を実験し,暗黙的切出し手法と明示的な切出し手法の利害得失を検討することにより,暗黙的切出し手法と明示的な切出し手法を統合する英語手書き認識のモデル化を実現した.これにより精度と速度を大幅に向上でき,その効果を確認できた.国際会議や論文誌などの場で研究成果を公表し,研究に必要な意見交換を行った.
|
Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
1: Research has progressed more than it was originally planned.
Reason
計画通りに,明示的な切出し手法と暗黙的な切出し手法による英語手書き認識手法を実験し,暗黙的切出し手法と明示的な切出し手法の利害得失を検討することにより,この2つの手法を統合する英語手書き認識のモデル化を実現し,その効果を確認できた.
|
Strategy for Future Research Activity |
英語で確立した認識方式のフランス語,アラビア語,インド諸言語の手書き認識への適用をし,そして,暗黙的切出し手法と明示的な切出し手法の実験と統合による漢字文化圏の手書き認識にも適用させる.
|
Research Products
(6 results)