2017 Fiscal Year Annual Research Report
Clinical research of knee osteotomy arthroplasty for osteoarthritis
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15K01372
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| Research Institution | Nagasaki University |
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Principal Investigator |
小関 弘展 長崎大学, 医歯薬学総合研究科(保健学科), 教授 (70457571)
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| Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
米倉 暁彦 長崎大学, 病院(医学系), 講師 (20380850)
尾崎 誠 長崎大学, 医歯薬学総合研究科(医学系), 教授 (20380959)
依田 周 独立行政法人国立病院機構(長崎医療センター臨床研究センター), 整形外科, 医師 (40646775) [Withdrawn]
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| Project Period (FY) |
2015-04-01 – 2018-03-31
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| Keywords | 変形性膝関節症 / 骨切り術 |
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| Outline of Annual Research Achievements |
変形性関節症の病期別で高位脛骨骨切り術（HTO），脛骨顆外反骨切り術（TCVO）のX線学的特徴を比較することにより、TCVO適応の画像的指標を抽出した。当科で骨切り術を施行した64例70膝を対象とした。HTO群は32例35膝（58.3±8.4歳，男性17例19膝，女性15例16膝），TCVO群は32例35膝（58.4±8.1歳，男性16例17膝）である。両下肢立位正面と膝関節X線像からFemoro-tibial angle (FTA)，%Mechanical axis (%MA)，Medial proximal tibial angle (MPTA)，Medial tibial plateau depression（MTPD），Joint line convergence angle（JLCA）を計測した。また，100 Nストレス撮影像から内反ストレス角度と外反ストレス角度を測定し，両者の和を関節動揺性角度として算出した。各項目に関してHTO群とTCVO群の2群間比較，及び術前後での変化を統計学的に検討した。HTO群に比べてTCVO群では術前の膝OAの重症度が高く，脛骨内側関節面の摩耗・欠損が大きかった。また，外側関節裂隙が拡大しており，強い関節動揺性を有していた。しかし，TCVO術後は脛骨内側関節面が矯正され，関節動揺性はHTO群よりも有意に低かった。TCVOは脛骨内側関節面が落ち込んで（MTPD；‐3°未満）外側関節裂隙面が開大（JLCA；3°以上）し，内外反不安定性を有する内側型変形性膝関節症に適応があり，病期が進行（KL grade 3以上）して荷重線が内側に偏位（%MA15%以下）した症例にも施行できることを究明した。この結果をもとにTCVOの適応基準を設け、実際の臨床で活用していく予定である。
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