2017 Fiscal Year Annual Research Report
Analysis ofpsychological impact of long-term sport training
Project/Area Number |
15K01604
|
Research Institution | Tokyo Women's College of Physical Education |
Principal Investigator |
阿江 美恵子 東京女子体育大学, 体育学部, 教授 (30192842)
|
Project Period (FY) |
2015-04-01 – 2018-03-31
|
Keywords | 早期トレーニング / 発達理論 / 才能の育成 / トレーニングの偏り |
Outline of Annual Research Achievements |
長期のスポーツトレーニングに関するデータを集計し、小学校期のトレーニングの多さを示した.心理的影響までは明確にできなかったが、国際スポーツ心理学会で、"14th World Congress Sevillea 2017 The relationship of sport career at childhood with later sport talent -Systematic sport training at childhood-"として発表した.早期トレーニングの問題を論じる必要が出て来たので早期トレーニングの資料を検討し、まとめて、日本体育学会68回大会で、「スポーツトレーニングの早期開始に関する理論的検討」と題して発表した. 10.German-Japanese Symposium 2018 でドイツのミュンスター大学に日本体育学会の要請で参加し(旅費等の未充足分を本研究費で補填した)、キーノート発表で指導者の暴力の内容をまとめ、"To be a teacher or a coach, that is a question.-Physical punishments for female students" と題して講演を行った.小学校期の長い練習時間について、本研究の結果を図にして示し、指導者が無理やり練習させるときに、暴力という手法を用いる可能性を指摘した.指導者の子どもへの暴力はディスカッションの中でドイツでも見られることが指摘された.指導者をどのように教育するかが一番重要であることを強調した. 「スポーツトレーニングの早期開始に関する理論的検討 -ドイツ、アメリカ合衆国、ロシア、日本のシステムから-」という題名で、東京女子体育大学・東京女子体育短期大学紀要53:115-121 に3か年の研究成果をまとめた.発達の理論よりもトレーニング優先が問題である.
|
Research Products
(4 results)