2018 Fiscal Year Annual Research Report
Emerson reviving in the present age
Project/Area Number |
15K02373
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Research Institution | Nagano Prefectural College |
Principal Investigator |
高梨 良夫 長野県短期大学, その他部局等, 教授 (50163225)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
堀内 正規 早稲田大学, 文学学術院, 教授 (00219213)
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Project Period (FY) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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Keywords | エマソン / アメリカ超越主義 / 仏教 / キリスト教神秘主義 / 現代詩 / アメリカ詩 / 北村透谷 / コモン |
Outline of Annual Research Achievements |
研究代表者高梨は、グローバルな視点からエマソンの現代性を解明する研究の継続として、エマソンの超越主義思想と大乗仏教の教義及びヤコブ・ベーメの思想との比較的考察を試みた2篇の論文 'Emerson's God-within and the Buddhist Buddha-womb'、「エマソンとヤコブ・ベーメ―思想の類似性をめぐって」を発表した。また7月下旬にはドイツ・ハイデルベルク大学で開催された国際学会 Transcendentalist Intersections: Literature, Philosophy, Religion に出席し、アメリカ及び各国のエマソン学者と意見交換を行い、研究資料を収集した。 研究分担者堀内は、8月末に詩人吉増剛造から、依頼していたエマソンに関する散文テキストを受け取った。すでに詩人フォレスト・ガンダーからエマソンにインスパイアされた詩を送ってもらっていたのと合わせて、当初はチャップブックのような形態を構想していた研究成果を書物として上梓することにし、吉増とガンダーそれぞれのテキストの関する文章を新たに執筆し、2019年3月に『裸のcommonを横切って――エマソンへの日米の詩人の応答』(小鳥遊書房)を出版した。日本とアメリカ双方の詩を牽引する二人の詩人があらたにエマソンへのパースペクティヴを切り開き、エマソンを現代に蘇らせる試みを共著という形で打ち出せたと考えている。
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Research Products
(3 results)