2017 Fiscal Year Research-status Report
逐次通訳アプローチの汎用性追求とその継続的研究基盤の確立
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15K02690
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Research Institution | Dokkyo Medical University |
Principal Investigator |
飯塚 秀樹 獨協医科大学, 医学部, 准教授 (90617466)
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Project Period (FY) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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Keywords | STEP英検対策 / 全商英語検定試験対策 / 逐次通訳 / シャドーイング |
Outline of Annual Research Achievements |
当該年度は以下の教育現場,研究会において,本研究に係る実践研究・発表を行い,また,その成果を論文としてまとめた。(1)(実践研究)茨城県立水戸商業高等学校:本アプローチの外部検定試験(STEP英検,全商英検)への応用という内容で,計4回実践研究を実施。(2)(研究会)茨城県古河市立古河第三中学校英語授業研究会:本アプローチの中学校授業への応用という内容で実施。(3)(実践研究)千葉県商業教育研究会,茨城県高教研商業部主催の全商英検対策セミナー:全商英検1級合格を目指す千葉県,茨城県の商業高校生を対象に,本アプローチに基づく全商英検対策について実践授業を2回実施。(4)(発表)文科省後援ELEC夏期英語教育研修会:音声中心の中学校英語授業の効果的な指導法という内容で,全国の小中学校,高等学校の英語科教員を対象に実施。(5)(学会発表)第47回中部地区英語教育学会長野大会:外部検定試験における逐次通訳アプローチの試みとその考察というタイトルで発表を行う。(6)(発表)茨城県古河市教育委員会英語特区事業:古河市の中学校英語教員に対し,本アプローチに基づく英語授業について発表。(7)(発表)一人一人が輝く学校作り推進事業:茨城県立那珂湊高等学校において,本アプローチに基づく授業を実演した。論文としては,日本言語文化学会(The Language and Culture Association of Japan)に,逐次通訳アプローチに基づく英語検定試験対策の試みとその考察というタイトルで投稿し,採択された。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
昨年度,研究代表者である飯塚が自治医科大学から獨協医科大学へ異動したことに伴い,当初の研究計画に遅れが生じているものの,1年間の研究期間延長申請をしたため,研究進捗状況は計画どおりに戻りつつある。
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Strategy for Future Research Activity |
今後は研究計画書で示したとおり,Web上に情報発信メディアを構築し,指導法を模索する語学教員に対し,これまでの研究成果を発信していく。さらに,これまで同様積極的に学会発表や講演会を実施し,語学系教員とのネットワークを作り,「グローバル化に対応した英語教育改革」具現化のための継続的研究基盤を発展させる。
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Causes of Carryover |
昨年度の研究計画の遅れに伴い,研究費の使用計画も遅れたため,1年間の研究期間の延長申請を行った。次年度は,研究成果発表のためのWebサイト構築や,国内外での学会発表,研究会などへの参加などを積極的に行っていく。
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