2018 Fiscal Year Annual Research Report
EFL Grammar Teaching for Japanese Students and Teachers
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15K02698
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| Research Institution | Senshu University |
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Principal Investigator |
上村 妙子 専修大学, 文学部, 教授 (30205926)
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2015-04-01 – 2019-03-31
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| Keywords | 英語教育 / 文法 / 学習指導要領 / 大学生 / 高校生 / 英語教師 / 正答率 / 難易度判定 |
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| Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は、日本における文法学習及び指導のための基礎的な資料となる分析結果を提供することである。この目的を遂行するために、広範囲にわたるさまざまな文法事項を扱い、また学習者及び教師、さらに高校、大学という異なる学習レベルの学習者を対象に調査分析を行った。2018年度は、2015年度、2016年度、2017年度のそれぞれの年度で実施した研究成果、及びその成果を学会発表した内容を吟味し、著書としてまとめ公表するための作業を行った。
2015年度には『中学校学習指導要領解説・外国語編』(2008)と『高等学校学習指導要領解説・外国語編・英語編』(2010）に記載されている全110に及ぶ文法項目に関する文法テストを作成し、大学入学直後の大学１年生を対象にテストを実施し、同時に学生が感じる各文法項目に関する難易度を測定した。その上で、各文法項目に関する正答率と難易度の関係を調査した。
2016年度には、日本人英語教師を研究の参加者として加え、110の文法項目のそれぞれについて日本人大学１年生と英語教師に難易度判定を行ってもらった。その上で、正答率も絡めて両者の難易度判定に見られる類似点と相違点を探った。
2017年度には、中学校で学ぶ76の文法項目に焦点を当て、高校１年生と大学１年生に文法テストを行い、それぞれの項目の正答率を算出した。70％の正答率を習得の閾値として、76の文法項目を初期、中期、後期習得項目という３種類に区分し、分析を行った。
2018年度は、上記３つの研究をまとめ、教育的示唆を見出し、今後の日本の英語の授業における文法指導に役立つ教育的示唆を加えた著書の原稿を完成した。2019年度中に専修大学出版会からEFL Grammar for Japanese Students and Teachersというタイトルの著書を出版することが決まり現在印刷中である。
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Research Products
(1 results)
