2015 Fiscal Year Research-status Report
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15K03705
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| Research Institution | Kansai University |
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Principal Investigator |
上野 恭裕 関西大学, 社会学部, 教授 (30244669)
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2015-04-01 – 2018-03-31
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| Keywords | 経営戦略 / 組織改革 / 事業再構築 / 大企業 / 国際比較 |
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| Outline of Annual Research Achievements |
今年度は大企業の経営戦略，組織改革に関する資料収集，統計データの収集を中心に，研究を実施した。経営戦略に関しては組織科学や経営学会誌を中心に論文を収集し，問題意識の明確化に努めた。
また，純粋持株会社の実態調査に関する資料や経済産業省生産動態調査年報などの資料をもとに，日本企業の実態把握に努めた。大企業の組織改革に関して実務家に対して聞き取り調査を行い，問題点の明確化に努めた。また，海外の研究者にも聞き取り調査を行い，外国企業との比較の視点から，日本の大企業の経営戦略，組織構造，ガバナンスシステムの問題点を明らかにし，今後行う質問票調査の具体的な質問項目の検討を行った。
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| Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
当初の計画通り，文献収集，資料収集は順調に行われており，研究はおおむね順調に進んでいる。また，日本において他大学の研究者や実務家に対して聞き取り調査を進めており，研究上の問題点の絞り込み，論点整理を行っている。
また，有価証券報告書をはじめとした大企業に関する統計資料、日経財務DVDのデータをもとに，データベースの整理を進めている。また海外企業の組織改革に関する資料，並びに海外研究者との意見交換をもとに，調査対象企業の検討並びに質問票調査の内容の検討を始めている。今後，さらに論点を整理し，調査対象企業の特定を進め，質問票調査を完成させていく。
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| Strategy for Future Research Activity |
平成27年度は基礎的文献の収集，整理，並びに論点の整理，質問票調査の検討を進めてきた。今後はこれらの文献を読み込み，大企業の組織改革の問題点を明らかにすると同時に，質問票調査を行い，日本企業の実態把握に努めていく。
また，海外の企業に対する調査を展開し，国際比較のための基礎資料の蓄積に努める。海外企業に対する質問票調査を実施するための準備を進めると同時に，文献の批判的検討により理論的枠組の再検討を行う。
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| Causes of Carryover |
海外企業の経営者との面会について調整を行ったが，今年度は調整がつかず，海外出張のための旅費が次年度に繰り越された。またＤＶＤによる統計データを入手，データ整理の手間が省けたため，アルバイトのための人件費に余剰が生じた。
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| Expenditure Plan for Carryover Budget |
まず昨年度実施できなかった海外企業の経営者への聞き取り調査を進めるために，海外調査旅費として次年度使用額を使用する。同時に追加的な海外調査を行うために海外調査旅費として研究費を使用する。
昨年度に引き続き，基本的な文献の収集を引き続き行うため，物品費として研究費を使用する。またデータの更新を行うためのデータベース購入費として，またデータ整理のためのアルバイトの人件費として研究費を使用する。
さらに，今年度は質問票調査を実施するための準備とその実施のために研究費を使用する。同時に，結果を整理するために使用するアルバイトの人件費として研究費を使用する計画である。
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