2015 Fiscal Year Research-status Report
不確実事象の予測に関する研究:「フラグを立てる」現象から
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15K04049
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Research Institution | Kobe Yamate University |
Principal Investigator |
村上 幸史 神戸山手大学, 現代社会学部, 准教授 (00454778)
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Project Period (FY) |
2015-04-01 – 2018-03-31
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Keywords | 言霊 / 予測 / フラグ / ギャンブル |
Outline of Annual Research Achievements |
本年度はまず「フラグを立てる」現象の調査に関する準備段階として、予測を口に出して発言したり、何らかのメディアに記述したりする、言霊と呼ばれる言語にまつわる行為について、学生を対象とした予備調査を行った。 次にこの予備調査や雑誌や新聞、インターネット上で流布している言説を収集し、一般的な言霊的行為に関する項目を作成し、2回のweb調査を行った。1回目の調査は、予測の際に「フラグを立てる」行為に関する認識の実情把握と尺度構成である(対象者は20代から60代の男女600名)。また2回目の調査は、一般的言霊的行為に関する尺度と他の俗信との関連性、「フラグを立てる」現象に関する認識の有無、予測を立てることに対する好ましさとコミットメント、予期後悔の程度、対人ネットワークを調べる目的である(対象者は20代から60代の男女600名)。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
調査項目の選定に時間を要したため。本調査は5月中に終える見込みである。
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Strategy for Future Research Activity |
調査結果を元に、本年度遂行予定のギャンブルに限定した言霊的行為に関する尺度を作成して、調査を行う予定をしている。
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Causes of Carryover |
遂行予定のweb調査が未実行のためである
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
web調査は5月中に遂行する予定である
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