2017 Fiscal Year Annual Research Report
How childhood experiences with self-determination influence the formation of interpersonal relationships over the course of a lifetime : A study spanning three generations.
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15K04088
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Research Institution | Meiji Gakuin University |
Principal Investigator |
藤崎 眞知代 明治学院大学, 心理学部, 教授 (90156852)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
杉本 真理子 帝京大学, 教育学部, 教授 (70130010)
石井 富美子 立正大学, 社会福祉学部, 教授 (00060682)
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Project Period (FY) |
2015-04-01 – 2018-03-31
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Keywords | 生涯的縦断研究 / 質的分析 / ナラティブ / 自伝的記述 / 自己決定体験 / 育つ・育てられる・育てる |
Outline of Annual Research Achievements |
第2世代・第3世代協力者と研究者との合同ミーティングを3回行った。そのうち1回は、8月に、子どもキャンプ地の旧中里村を訪問し、当時の自己決定体験を振り返り、年齢変化に伴う意味づけの変容について、対話的吟味を行った。 海外在住の第2世代協力者家族の家庭訪問(ドイツ、バートデュルクハイム)を研究代表者と研究分担者1名が、8月30日~9月6日(5泊7日)に行った。第2世代協力者やその配偶者とのナラティブ面接、その子ども達(第3世代協力者)との交流、及び通園・通学機関の訪問とスタッフとの面接等を行った。伝統的なドイツ文化のなかでの子育てを振り返り、第2世代協力者自身の子ども時代の体験や今後の生き方、さらには伝統のなかで育つ第3世代協力者の今後の生き方等について吟味した。 一方、第2世代が30歳代後半から50歳代になった時点での、第1世代協力者の3名(うち1名は夫婦面接)を実施し、子どもの成長による親子関係の変容、及び第1世代協力者自身の人生についてナラティブ面接を行った。 これらのナラティブ面接については逐語記録に基づき、第2世代協力者を中心に、第1世代の子育ての影響や第2世代の子育てを通しての親としての発達等、「育つ・育てられる・育てる」といった視点から関係性を分析した。これらの研究成果は、日本発達心理学会第29回大会において、3コマ連続のポスター発表を行った。 このほか、「HRL 2014年度から2017年度1月までの活動報告書」を作成した。さらに、子どもキャンプ関係者の著作を編集し、「HRL古澤賴雄氏・守永英子氏・野田幸江氏著作集」を発行した。著作集は約60名に及ぶ第1・第2世代協力者と研究スタッフに配布し、子どもキャンプの意味を振り返える機会となり、研究協力者と研究者間のコミュニティ形成の基盤が築かれた。
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Remarks |
藤﨑眞知代・杉本真理子・石井富美子(編著) 2018 HRL2014年度から2017年度1月までの活動報告 印刷製本 総100頁 藤﨑眞知代・杉本真理子・石井富美子(編) 2018 HRL古澤賴雄・守永英子・野田幸江著作集 印刷製本 総68頁
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Research Products
(3 results)