2017 Fiscal Year Annual Research Report
Molecular mechanisms of DEC-Twist transcription factors in oral squamous cell carcinoma
Project/Area Number |
15K11274
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Research Institution | Nihon University |
Principal Investigator |
Bhawal Ujjal 日本大学, 松戸歯学部, 助教 (50433339)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
谷本 圭司 広島大学, 原爆放射線医科学研究所, 助教 (90335688)
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Project Period (FY) |
2015-04-01 – 2018-03-31
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Keywords | 転写因子DEC1 / 転写因子DEC2 / 転写因子Twist1 / 口腔扁平上皮癌 / 上皮間葉移行 |
Outline of Annual Research Achievements |
6週齢のC57BL/6、DEC1KO、DEC2KO、およびDEC1/DEC2 double KOマウスを明暗条件下で飼育し、4時間おきに脳、肝、心、腎をそれぞれ摘出し、リアルタイムPCR法、Western blot法、免疫染色法にて、DEC1、DEC2、およびTwistのリズムの変化を解析した。DEC1、DEC2、およびTwistが、肝臓の概日リズム遺伝子の発現パターンに独特な影響を与えることが分かりました。ヒト口腔扁平上皮癌細胞株を血清ショックにより同期培養を行った。10%血清添加培地でコンフルエントまで細胞を培養し、次に飢餓培地(0.5%血清添加)で 2 日間培養した。その後、50%血清添加培地に交換し、2 時間後、無血清培地に交換し培養を継続した。所定の時間(0、4、8、12、16、20、24、28、32、36、40、44、48時間)に細胞株から RNA を抽出した。リアルタイム RT-PCR法、Western blot法を用いてDEC1、DEC2、およびTwistの発現を明らかにした。口腔癌細胞株においてDEC1、DEC2、およびTwistは概日リズム発現を示した。以上のことより、DECとTwistは、逆相関のリズムを有し、DECが、Twistを負に制御していることが予想された為、口腔癌の発生進展に関わるDEC-Twist機構であることを示唆された。さらに、DEC1/DEC2 double KOマウス、C57BL/6マウスを用いて、それぞれ、胎生17.5日の雄および雌の胎仔を採取し、10%中性緩衝ホルマリン液にて浸漬固定した。固定終了後、胎仔を正中方向で切り出し、常法に従いパラフィン包埋後、薄切、H-E染色を実施し組織検査に供した。
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Research Products
(12 results)