2015 Fiscal Year Research-status Report
テトラサイクリン骨蛍光標識法を用いた薬物療法関連顎骨壊死の外科的治療法の確立
Project/Area Number |
15K11321
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Research Institution | Kyushu Dental College |
Principal Investigator |
笹栗 正明 九州歯科大学, 歯学部, 准教授 (00225898)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
吉賀 大午 九州歯科大学, 歯学部, 助教 (10507784)
松尾 拡 九州歯科大学, 歯学部, 教授 (70238971)
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Project Period (FY) |
2015-04-01 – 2018-03-31
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Keywords | テトラサイクリン / BRONJ / MRONJ / 蛍光 |
Outline of Annual Research Achievements |
本年度は,われわれは当施設で開発したBRONJのモデルラットにミノマイシンを投与しVELscopeを用いて蛍光領域を確認した.大腿骨、顎骨ともに蛍光標識が確認できた. また,BRONJ群とそうでない群での骨壊死範囲(非蛍光領域)の比較を現在行っている.さらに非脱灰標本を作製しビラヌエバ染色を行い,蛍光標本との比較を現在行っている.
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
おおむね順調に行えているが,ラットを用いているためどうしても実験途中に死亡してしまうこともある.その理由として,術後の食事摂取不良が考えられた.食事形態を変更し改善できたので,以後順調に進められる予定である.
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Strategy for Future Research Activity |
ラットのn数を増やし、テトラサイクリン蛍光標識を行う。非脱灰標本を作製しビラヌエバ染色を行い,蛍光標本との比較をすすめ、病理組織学的に検討する。
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Causes of Carryover |
ラットを用いてた研究であるので,ラットの購入数により消耗品注文にも誤差が生じる.本年度は比較的前半にラットの食事形態等が理由による死亡等で難渋したため,研究ペースが少し遅くなったためと考える.
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
来年度はその遅れを取り戻すべく,計画的に研究を進める予定である.使用計画としては新たに変更はないため計画通り進める予定である.
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