2015 Fiscal Year Research-status Report
落雷予測のための高精度3D地形モデルと超高速GPUクラスタによる雷放電電磁界解析
Project/Area Number |
15K12496
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Research Institution | Sendai National College of Technology |
Principal Investigator |
園田 潤 仙台高等専門学校, 知能エレクトロニクス工学科, 教授 (30290696)
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Project Period (FY) |
2015-04-01 – 2017-03-31
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Keywords | 雷放電電磁界 / FDTD法 / MW-FDTD法 / 全球高精度デジタル3D地図 / UAV / SfM / GPU |
Outline of Annual Research Achievements |
落雷予測システムを開発することを目的に,GPUを用いたMW-FDTD法とJAXAによる全球高精度デジタル3D地図 (ALOS World 3D)を用いた高速・高精度な雷放電による電磁界の伝搬解析システムを開発した。平成27年度は以下の実施した。 (1) GPU Tesla K20を64台積んだGPUクラスタシステムで動作するMW-FDTD法プログラムを開発した。 (2) JAXAによる全球高精度デジタル3D地図 (ALOS World 3D)を(1)で開発したプログラムで使用できるように数値モデル変換プログラムを開発し,実際に全球高精度デジタル3D地図を用いて仙台市における雷放電電磁界解析を実施した。 (3) 全球高精度デジタル3D地図は比較的高価であるので,局所的に高精度な数値モデルを構築するためのUAVによる空撮とSfMによるFDTD数値モデル構築システムを開発した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
1: Research has progressed more than it was originally planned.
Reason
当初予定していなかった局所的に高精度な数値モデルを構築するためのUAVによる空撮とSfMによるFDTD数値モデル構築システムを開発した。
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Strategy for Future Research Activity |
平成28年度は以下を実施予定である。 (1) 全球高精度デジタル3D地図によるDSM/DTMモデルによる地上構造物の影響解析等,様々なパラメータによる雷放電電磁界解析 (2) UAVによる空撮とSfMによるFDTD数値モデル構築システムの評価および高精度化 (3) 他への応用として,地質モデルを用いた地中伝搬特性の解析
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Research Products
(8 results)