2018 Fiscal Year Annual Research Report
Constructing Chronopolitics: Elucidating time as a political resource
Project/Area Number |
15K12990
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Research Institution | Aoyama Gakuin University |
Principal Investigator |
高橋 良輔 青山学院大学, 地球社会共生学部, 教授 (70457456)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
芝崎 厚士 駒澤大学, グローバル・メディア・スタディーズ学部, 教授 (10345069)
山崎 望 駒澤大学, 法学部, 教授 (90459016)
大庭 弘継 京都大学, 文学研究科, 研究員 (00609795)
川名 晋史 東京工業大学, リベラルアーツ研究教育院, 准教授 (10611072)
今井 宏平 独立行政法人日本貿易振興機構アジア経済研究所, 地域研究センター中東研究グループ, 研究員 (70727130)
伊藤 丈人 青山学院大学, 国際政治経済学部, 助教 (50739373) [Withdrawn]
佐藤 史郎 大阪国際大学, 国際コミュニケーション学部, 准教授 (40454532)
中内 政貴 大阪大学, 国際公共政策研究科, 准教授 (10533680)
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Project Period (FY) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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Keywords | 時間 / 時政学 / グローバル化 / 戦争 / 時間構造 / 時間資源 / 時間環境 / 近代 |
Outline of Annual Research Achievements |
2018年度は共同研究の最終成果の公刊に向けて、(1)個別研究成果となる論文執筆 ならびに(2)共同研究成果の総括を実施した。 (1)個別研究成果については、以下の論考が執筆されている。1.高橋良輔「グローバル化における時間:同期の臨界」、2.山崎望「戦争と民主主義にける時間:時間構造の重層化」、3.八木直人「戦略論における時間:非対称紛争と時間の効用」、4.中内政貴「平和構築と時間:逓減する正当性をめぐるポリティクス」、5.中村長史「介入主導国と時間:対テロ戦争にける力の優位と時間の劣位」、6.今井宏平「主権国家/非国家主体と時間:トルコ政府とPKKの抗争を事例として」、7.佐藤史郎「ヒバクシャと時間:被爆の経験と回帰的時間」、8.川名晋史「基地政策をめぐる時間:沖縄と経路依存」、9.大庭弘継「宇宙開発政策をめぐる時間:ディ・グローバル化と時間の復権」、10.西海洋志「後期近代における時間:技術と社会的加速への問い」、11.芝崎厚士「国際関係論における時間:ウェストファリア史観を越えて」。 (2)共同研究成果の総括については、以下の論考が執筆されている。高橋良輔・山崎望「時政学への挑戦:政治研究の時間論的転回」。 (1)および(2)の研究成果については、高橋良輔・山崎望編『時政学への挑戦:ポスト・グローバル化時代の政治動態分析』にまとめられ、ミネルヴァ書房より2019年度に刊行予定である。 なお、関連する研究実績として、高橋良輔「時政学の射程:国際政治学の時間論的転回に向けて」(葛谷彩・芝崎厚士編『国際政治学は終わったのか:日本からの応答』ナカニシヤ出版、2018年、所収)、高橋良輔「時間の政治社会学:近代的クロック・タイムから収縮/断片化した時間へ」(『青山地球社会共生論集』第4巻、2019年、所収予定)がある。
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Research Products
(2 results)