2016 Fiscal Year Research-status Report
エビデンスに基づく政策形成・評価に資する教育政策情報のアーカイブ化に関する研究
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15K13177
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Research Institution | Shinshu University |
Principal Investigator |
荒井 英治郎 信州大学, 学術研究院総合人間科学系, 准教授 (60548006)
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Project Period (FY) |
2015-04-01 – 2018-03-31
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Keywords | アーカイブ / 文書記録 / 口述記録 / オーラル・ヒストリー / 教育関係審議会 / 通知文書 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は、2種類の教育政策情報(「文書記録」と「口述記録」)の体系的整理とアーカイブ化を通じて、エビデンスに基づく政策形成に資する教育政策研究の基盤整備を行うことにある。第1に、「文書記録」のアーカイブ化として、「教育政策文書(一次史資料群)」の目録化とその体系的整理を行った。第2に、「口述記録」のアーカイブ化として、教育政策過程に関与したアクターに対する継続的なヒアリング調査を実施し、「オーラル・ヒストリー」としての再構築を行うための諸手続きを進めた。 平成28年度においては、平成27年度に引き続き、「文書記録」の整理・目録化・データ化を通じたアーカイブ化と、戦後教育政策の立案に関与した元文部(科学)省関係者に対するヒアリング調査を実施した。 第1に、国立教育政策研究所教育図書館所蔵の戦後教育政策に関する史資料のうち、昭和25年8月15日から昭和25年9月22日の間に発出された通達・文書を綴った「通達綴・文書回報」の目録化の作業に着手し、データ入力等を行い、報告書作成に着手した。 第2に、戦後教育政策の立案に関与した元文部省関係者に対して、オーラル・ヒストリーを継続的に実施し、出自から始まるライフ・ヒストリーから、教育経験、文部省入省後のキャリアのパターンに応じた職務内容に関するヒアリングを実施した。また、ヒアリングの成果を文字化することを通じて、報告書作成に着手した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
最終年度の報告書作成に向けて、連携研究者との綿密な協議を実施することができ、具体的なアーカイブ作業を進めていることができているため。
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Strategy for Future Research Activity |
最終年度に向けて、最終報告書の作成を行うものとする。 第1に、「文書記録」のアーカイブ化に関しては、戦後発出された通知文書(昭和25年8月15日から昭和25年9月22日)の目録化の作業を完了させ、報告書として刊行する。 第2に、「口述記録」のアーカイブ化に関しては、現在継続実施しているヒアリング調査の内容を「オーラル・ヒストリー」として再構成して、報告書として刊行する。
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Causes of Carryover |
最終報告書の刊行部数が大幅に増えることが予想されたため、今年度執行分の繰越を行うことで対応を図ろうとしたため。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
平成29年度請求額の執行と合わせて、最終報告書として、「文書記録」のアーカイブ化、「口述記録」のアーカイブ化の2種類を刊行する予定である。また、計画的執行を行うために、年度途中での刊行を行う予定である。
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