2016 Fiscal Year Annual Research Report
Synthetic Study on Semi-synthetic Antibody
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15K14979
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Research Institution | The University of Tokushima |
Principal Investigator |
大高 章 徳島大学, 大学院医歯薬学研究部(薬学系), 教授 (20201973)
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Project Period (FY) |
2015-04-01 – 2017-03-31
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Keywords | 抗体医薬 / チオエステル / ペプチドヒドラジド / 配列選択的反応 |
Outline of Annual Research Achievements |
タンパク質チオエステルは、タンパク質を部位特異的に修飾し、均一な修飾複合体を得る上で極めて有用な合成中間体である。しかしながら天然タンパク質を自在にチオエステルに変換する方法論はほとんど存在しないのが現状であった。そこで化学的方法論を利用した天然ペプチド配列のチオエステルへの変換反応を研究の中心課題に据え研究を行った。すなわち、半合成抗体様分子の調製を行うためタンパク・ペプチドチオエステルを利用する計画を立てた。抗原認識に必須の部位については抗体分子そのものあるいは抗体のエフェクタータンパク質配列を利用する計画を立てた。すなわち天然アミノ酸のみを含むペプチド配列のみからなるペプチド配列のチオエステルへの変換について検討を加えた。前年度の研究において特定ペプチド配列へのNi配位と連続する4つのアシル基転移反応を利用する方法論を開発したので、本方法論の汎用性の向上に努めた。さらに別の方法論として、ペプチド配列中の特定のシステイン残基のみをS-シアノ化し、引き続いてヒドラジンのより当該シアノシステイン部分を開裂し、ペプチドヒドラジドに変換する方法論の確立に成功した。現在、本手法の一般化に挑戦している。また上記二つの方法論以外にヒドラジン存在下において酵素加水分解反応を行うことでペプチドヒドラジドの取得が可能であるとの初期実験データーを得ている。現状ではその適応は20残基程度までのペプチドに限定されているので、現在その応用展開をさらに進めている。
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Research Products
(15 results)
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[Presentation] Intein-inspired Amide Bond Processing Device.2016
Author(s)
Chiaki Komiya, Keisuke Aihara, Tsubasa Inokuma, Akira Shigenaga and Akira Otaka
Organizer
34th European Peptide Symposium 2016 & 8th International Peptide Symposium
Place of Presentation
Leipzig (Germany)
Year and Date
2016-09-01 – 2016-09-03
Int'l Joint Research
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