2017 Fiscal Year Research-status Report
<9・11>以降の米現代小説における「家庭性」表象の諸相
Project/Area Number |
15K16703
|
Research Institution | Tokyo Kasei University |
Principal Investigator |
並木 有希 東京家政大学, 人文学部, 准教授 (90626194)
|
Project Period (FY) |
2015-04-01 – 2019-03-31
|
Keywords | アメリカ現代文学 / アメリカ近代文学 / 家族表象 |
Outline of Annual Research Achievements |
平成29年度は、科研費から旅費を支出しての海外調査・学会発表を予定していたが、乳幼児養育中の時間短縮勤務のため、海外渡航ができなかった。そのため、科研費の支出はなく、研究期間を延長して平成28年度の計画を平成29年度に繰り越した。(平成28年1月8日より 3月31日まで特別休暇取得、平成30年3月まで時間短縮勤務) 科研費の支出がない部分では、Post-Familyの諸理論に関する調査を行った。また、平成26年度に東京家政大学大学院プロジェクトに採択された、東日本大震災被災体験に関する女性のライフストーリー調査を再考し、そこに現れている「家族」の概念と比較する研究を行い、ライフライティング学会で発表した。
|
Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
平成27年度に妊娠出産し、産後休暇を取得の後時間を短縮して勤務している。そのため、科研費を支出する予定の海外調査・学会発表ができていない。その他の部分の資料調査や国内発表を先に進めている。
|
Strategy for Future Research Activity |
妊娠・出産に伴う研究遅延があったため、平成29年度に予定していた出張を平成30年度に行う。過去のプロジェクトとの比較文学的視点が得られたので、その方向の研究も進める。
|
Causes of Carryover |
(理由)平成27年度に妊娠出産し、平成28,29年度は産後休暇を取得のち短縮勤務を行ったため、予定通りの海外学術調査・学会発表ができなかった。 (使用計画)平成29年度に予定していた事業を、期間を延長して平成30年度に行う。
|