2017 Fiscal Year Research-status Report
集落分析からみた朝鮮半島南部無文土器社会の環境適応過程の研究
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15K16871
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Research Institution | The University of Tokushima |
Principal Investigator |
端野 晋平 徳島大学, 埋蔵文化財調査室, 准教授 (40525458)
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Project Period (FY) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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Keywords | 朝鮮半島 / 無文土器時代 / 集落 / 遺跡 / データベース |
Outline of Annual Research Achievements |
本年度は、前年度に引き続き、朝鮮半島無文土器時代集落遺跡の基礎データベースを構築した。具体的には、申請者がこれまで収集した報告書や、所属機関である徳島大学埋蔵文化財調査室が契約を結んでいるデジタルアーカイブ『韓国歴史文化調査資料データベース』(ZININZIN社)から情報を収集し、遺跡に関する情報を整理した。そして、現状で把握されたものに限り、ArcGISを用いて、遺跡の分布図を作成した。こうした作業の合理化・効率化という点で、GISが有効であることが確かめられた。 以上の作業にあわせて、集落分析の土台となる土器編年を再検討した。これは、先行研究では異なる見解が複数並立し、自らが妥当な時間軸を設定する必要性に迫られたからである。対象とした地域は、列島に水稲農耕をもたらした渡来人の故地と推定される嶺南地方西部である。結果として、無文土器時代早期~後期前半を六期に区分した。今後の集落分析では、この土器編年にもとづいて、遺跡の存続時間幅を検討する予定である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
データベースの構築は、当初の予想以上にデータ量が多く、処理に膨大な時間を要したため、作業を完了することはできなかった。
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Strategy for Future Research Activity |
データベースの構築が完了していないので、同作業を継続しつつ、他の作業についても可能なものから優先的に実施していく。
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Causes of Carryover |
(理由) 予定していたデータベース構築作業が、データ量の膨大さゆえ、予定通りに作業が進行しなかったため、結果として次年度使用額が生じた。 (使用計画) 本年度に終了できなかったデータベース構築作業に係る経費として使用する。
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Research Products
(1 results)