2017 Fiscal Year Research-status Report
クルマエビの安定採卵に向けた最適な音・振動条件の繁殖水槽の設計
Project/Area Number |
15K18735
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Research Institution | Fisheries Research and Education Agency |
Principal Investigator |
多賀 悠子 国立研究開発法人水産研究・教育機構, 水産工学研究所, 任期付研究員 (40737318)
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Project Period (FY) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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Keywords | クルマエビ / 繁殖 / 交尾 |
Outline of Annual Research Achievements |
親エビの育成に最適な水槽構造を明らかにし、継続的に高い交尾栓保有率が得られるかを検証するため、水槽側壁のフィルターマット被覆の有無、および底質(アンスラサイト、サンゴ砂)が異なる条件での親エビの飼育実験を行い、飼育条件の違いがクルマエビの交尾栓保有率に与える影響を調べた。産前産後の休暇および育児休業の取得のため年度途中で研究を中断した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
産前産後の休暇および育児休業の取得のため年度途中で研究を中断したが、H29年度実施予定の大部分はH30年度まで事業期間を延長することで対応することとしたため本評価とした。
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Strategy for Future Research Activity |
飼育条件の違いがクルマエビの交尾栓保有率に与える影響を明らかにするために、平成29年度に実施した親エビの飼育実験結果のデータ解析を行う。データ解析の結果、親エビの育成に最適な水槽構造を明らかにするための追実験が必要な場合には、新たに飼育実験を行い、継続的に高い交尾栓保有率が得られる飼育条件について検討する。
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Causes of Carryover |
産前産後の休暇および育児休業の取得のため年度途中で研究を中断したことにより、平成29年度の使用予定金を翌年度に繰り越した。平成30年度は、平成29年度に実施した飼育実験のデータ解析を行う。データ解析の結果、追実験が必要な場合には新たに飼育実験を行う。
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