2018 Fiscal Year Annual Research Report
Prevalence and factors associated with sarcopenia in patients with rheumatoid arthritis
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15K20763
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
鳥井 美江 京都大学, 医学研究科, 助教 (60615285)
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Project Period (FY) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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Keywords | サルコペニア / 関節リウマチ / フレイル / カヘキシア |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究では、関節リウマチ患者に合併するサルコペニアの割合や関連因子を明らかにすることを目的とし、京都大学医学部附属病院リウマチセンターに通院している女性リウマチ患者を対象に筋力、筋肉量、活動量(歩行スピード)を測定し、サルコペニアの割合を調べた。また、リウマチセンターが実施しているKURAMAコホートデータベースから、患者基礎情報、身体機能、服薬状況、転倒歴や骨折歴などの情報を入手し、サルコペニアの合併の関連因子を検討した。その結果、関節リウマチ患者の37.1%がサルコペニアであり(severe sarcopenia:14.7%、22.4%:sarcopenia)、49.0%に筋肉量の低下がみられた(presarcopenia:9.3%)。年齢を重ねるごとにサルコペニアの割合は増加しており、40歳代では約15%、50歳代では約20%、60歳代では約40%、70歳代では約50%、80歳代では約80%に合併しており、高齢関節リウマチ患者全体では51.0%に合併していた。また、サルコペニアを合併している関節リウマチ患者は合併していない患者に比べて転倒や骨折の割合が高く、骨密度が低い傾向にあることが明らかになった。 関節リウマチ患者における関連因子とサルコペニアの合併を検討したところ、年齢、罹病期間、stage、低栄養がサルコペニアの合併と関連しており、生物学的製剤の使用はサルコぺニアに抑制的に働く可能性が示唆された。 次に、関節リウマチ患者におけるフレイルやカヘキシアの割合を検討したところ、44%がフレイルであり17.2%がカヘキシアであった。カヘキシアのほとんどの患者がサルコペニアでありフレイルであった。
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Research Products
(4 results)
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[Journal Article] Factors affecting walking ability in female patients with rheumatoid arthritis,2018
Author(s)
①Morita Y, Ito H, Torii M, Hanai A, Furu M, Hashimoto M, Tanaka M, Azukizawa M, Arai H, Mimori T, Matsuda S.
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Journal Title
PLoS One
Volume: 13
Pages: 1-15
DOI
Peer Reviewed / Open Access
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