2016 Fiscal Year Research-status Report
日欧貿易摩擦の交渉史 －ECの通商交渉戦略と日本の対応１９７０－８６年（国際共同研究強化）
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15KK0126
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| Research Institution | University of Niigata Prefecture |
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Principal Investigator |
鈴木 均 新潟県立大学, 国際地域学部, 准教授 (20554348)
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2016 – 2018
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| Keywords | 国際関係論 / 国際関係史 / 欧州統合史 / 通商交渉 / 経済摩擦 |
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| Outline of Annual Research Achievements |
当該年度には、学会発表を英語で2件（Ex post Europe, University of Padua; Journal of European Integration Special Issue Workshop, University of Southern Denmark）、日本語1件（占領・戦後史研究会）、英語の研究発表を渡航先のLSEを含め2件（“Japanese industry in the UK,” Adam Smith Business School, University of Glasgow, 23 February 2017; “Thatcher And The Nissan Sunderland Plant: The History of Negotiations 1973-86,” HY 509, LSE, 8 February 2017）行い、書評会に1件（先端行政学研究会）参加した。日本語の単著『サッチャーと日産英国工場』は新たに書評を一本（増田壽男「書評と紹介」『大原社会問題研究所雑誌』697号 、2016年11月）寄せていただき、英語版の出版を現在準備している。英文論文１本（Journal of European Integration）および日本語共著（ヨーロッパ外交史）が今年中に近刊予定である。
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| Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
当該年度までの達成度は、研究成果の公表においておおむね順調である。現地での史料調査も順調に進んでいるが、新たな課題も見つかっており、日程を前倒しして取り組む必要がある。日本語単著の英語版の出版は、現在準備を進めている。今年度から来年度にかけて追加的な現地調査を行い、海外の学会、研究会での研究発表をとおし、さらに考察を深め、草稿を完成させる予定である。またLSEの同僚達と新たな編著を執筆する計画を立てており、研究課題を一層広げる予定である。
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| Strategy for Future Research Activity |
イギリス各地およびブリュセルでの現地史料収集は順調に進んでおり、インタビューも二件行うことができた。未だ訪問できていない史料館に赴きつつ、英語単著の執筆を進める予定である。史料収集を進める中で、これまで集めた情報を補完するために、ドイツ等、他のEU加盟国で史料収集を行う必要がある見込みであり、イギリスでの史料収集とあわせて計画を立てる必要がある。これまでどおり英語での研究発表を行えるよう、積極的に機会を探すと同時に、帰国後に日本で学会発表を行う準備も進める予定である。
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