2017 Fiscal Year Research-status Report
メタ認知を支える神経基盤と多重モデルの解明(国際共同研究強化)
Project/Area Number |
15KK0143
|
Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
小村 豊 京都大学, こころの未来研究センター, 教授 (80357029)
|
Project Period (FY) |
2016 – 2018
|
Keywords | メタ認知 |
Outline of Annual Research Achievements |
メタ認知は、内省による自己像の把握に関わり、従来、人文社会学や認知心理学の重要テーマとして、注目されてきたが、その神経基盤を探る実証研究は、近年、始まったばかりである。現在、世界のいくつかのラボで、ヒト・動物を対象に、その解明に取り組んでいるが、これらは、独立かつ散発的に行われているのが現状である。 本研究では、ヒト・動物を対象にした実験のメリット・デメリットを、相互補完し、メタ認知の生物学的機構を、統合的に理解することをめざす。 本研究は、平成29年3月に申請したため、事実上、プロジェクト1年目となった。国内外の研究者と、研究会において、メタ認知を支える神経基盤と多重モデルについて、有益な議論を行うことができた。例えば、初来日の海外の研究者を、学会に来てもらい、その後、意見交換を行うことができた。来年度以降、こちらから、海外に出向いて、研究を進める機会を増やす予定である。
|
Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
連携先の研究者が来日し、議論したことで、大きな研究の遅れはない。
|
Strategy for Future Research Activity |
こちらから、連携先に出向いて、研究を進める機会を増やす予定である。
|
Research Products
(5 results)