2019 Fiscal Year Annual Research Report
The impacts of short term climate variability on Neanderthal - Homo sapiens replacement deduced from coral records(Fostering Joint International Research)
Project/Area Number |
15KK0145
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Research Institution | Hokkaido University |
Principal Investigator |
渡邊 剛 北海道大学, 理学研究院, 講師 (80396283)
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Project Period (FY) |
2016 – 2019
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Keywords | 地球温暖化 / 海洋酸性化 / サンゴ骨格 / ハワイ諸島 / 喜界島 |
Outline of Annual Research Achievements |
本事業で構築したハワイを拠点にアメリカ、ドイツ、フランス、イギリス、インドネシア、フィリピン、ベトナム、台湾、および日本の研究者を含む国際共同研究拠点および国際ネットワークを生かして共同研究を実施した。ハワイの北西海域に設定された世界最大規模の海中保護区(Nort h Western Hawaii Monument)を含むサンゴ掘削計画を伴う共同研究をアメリカをはじめとした各国の研究機関及び各関係省庁との協議の上で具体的な行動計画を作成した。本国際共同研究では、申請者がこれまで形成してきた国際共同研究組織を利用したシームレスな最先端分析システムと太平洋―インド洋―大西洋を網羅する汎世界的規模のサンゴ年輪試料とデータベースの共有化を推進することにより、これまでの研究を加速的に発展させることにより地球規模の問題の解明に挑戦するものである。国内では、サンゴ礁科学研究センターを鹿児島県喜界島に設置し、現生および化石試料の一次処理、解析、選定、および管理までを現場で行うことができる体制が整った。ドイツブレーメン大学とフィリピン大学、喜界島において、シンポジウムを開催した。本事業によって形成された国際共同の枠組みをさらに拡大するために、台湾国立大学、ベトナムハノイ工科大学、ドイツキール大学、インドネシアバンドン工科大学、東チモール大学、フランス国立科学研究センターとの連携を開始し、本事業で推進している国際共同研究組織へ発展した。さらに、相手側研究者のひとりであるハワイパシフィック大学のカーン博士が、日本学術振興会各種事業の外国人招へい研究者(長期)制度に採択され、本年度、長期で来日し、本事業で得られたる国際共同研究の枠組みを生かして研究・交流をさらに発展させることになっている。
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Research Products
(27 results)