2004 Fiscal Year Annual Research Report
江戸時代渾天儀およびそれに関連する天体観測機器の総合的調査研究
Project/Area Number |
16018229
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Research Institution | National Museum of Nature and Science, Tokyo |
Principal Investigator |
西城 惠一 国立科学博物館, 理工学研究部, 主任研究官 (90150028)
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Keywords | 日本史 / 天文史 / モノづくり / 測量史 |
Research Abstract |
研究初年度として、予備的な所在調査で判明している渾天儀の半数強程度について詳細な現地実測調査を(三重:三重大学)(島根:島根県立三瓶自然館)(山口:山口県立博物館)(京都:京都大学・同志社大学 神戸・神戸市立博物館)(仙台:東北大学・仙台市天文台)で行った。同時に、文献による調査研究や天文学的見地からの考察を行うことをはじめ、関連する天体観測機器についても同様に調査研究を進めた。その調査によって得られた画像等のデータのデータベース化を進めた。 現地調査では渾天儀の法量・材質等のほか、目盛・銘記等の記載を調査するとともに、現地の文献等も調査する。その際、研究室でも画像データから目盛や文献の内容が読み取れるよう、高精細デジタルカメラなどを用いて記録保存を行う。取得した画像記録を現地ですぐに整理・保存するため携帯型ノートパソコンが必要である。 また、天文学史関係図書(渾天儀関係者記述の郷土史関係図書をふくむ)購入費が必要である。
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