2009 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
16069101
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
狩野 方伸 The University of Tokyo, 大学院・医学系研究科, 教授 (40185963)
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Keywords | 神経科学 / 形成 / 機能的成熟 / 機能発現 / 神経細胞 |
Research Abstract |
本研究は、脳の神経回路の機能解明を目指す特定領域研究(領域番号020:神経回路機能)の総括班として、研究方針の決定、研究項目の策定、研究の評価と情報発信などを行う。神経回路は、動物の身体が出来上がるにつれて「形成」され、成長・発達につれて機能的に「成熟」する。動物が成体となるまでに、脳領域の特異性に応じて「発現」される個々の神経回路の独特な機能が完成する。本研究領域では、様々な研究手法を結集してこれら3つのプロセスの解明を目指す。このため、AO1:神経回路の形成、AO2:神経回路の機能的成熟、AO3:神経回路の特異的機能発現、という研究項目を設定し、12名の研究者による計画研究と総括班を置いた。これに公募研究を加え、「脳の神経回路の機能解明」をめざして研究を推進した。また、本領域は、同時に発足した脳関連の4特定領域研究(018:統合脳、019:高次脳機能学、021:分子脳科学、022:病態脳)との密接な連携と協力の下に、統合脳5領域として運営されてきた。8月に統合脳5領域合同のワークショップと、計画班員および公募班員が一同に会し、最新の研究知見について情報交換を行うとともに、脳研究の階層を越えて他の4領域の研究者と積極的に交流した。また、平成21年度の第1回の領域班会議を開催した。12月には、統合脳5領域合同で公開シンポジウムを開催した。本研究領域からは、領域代表の狩野が「シナプスの刈り込みと神経回路発達」という演題で講演を行った。また、平成21年度の第2回の領域班会議を開催し、計画班員と公募班員が研究発表をおこなった。また、8月と12月に本研究領域の総括班会議を開催して、神経回路機能の研究方向、運営、などについて討議するとともに、領域内の評価委員の評価・助言をいただいた。 という演題で講演を行った。また、平成21年度の第2回の領域班会議を開催し、計画班員と公募班員が研究発表をおこなった。また、8月と12月に本研究領域の総括班会議を開催して、神経回路機能の研究方向、運営、などについて討議するとともに、領域内の評価委員の評価・助言をいただいた。
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Research Products
(28 results)