2004 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
16072216
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Research Institution | Chitose Institute of Science and Technology |
Principal Investigator |
KARTHAUS Olaf 千歳科学技術大学, 光科学部, 助教授 (80261353)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
今井 敏郎 千歳科学技術大学, 光科学部, 助教授 (80184802)
谷尾 宣久 千歳科学技術大学, 光科学部, 助教授 (50217121)
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Keywords | シアニン色素 / 高分子 / J-会合体 / 蛍光スペクトル / CT錯体 / ナノ結晶 / 結晶制御 / 伝導性高分子 |
Research Abstract |
【研究成果】:1.高分子マイクロドーム中のJ-会合体作製:基板上の「高分子マイクロドーム」中に閉じ込められたシアニン色素の配向性と集合体をナノスケールで制御する新しいアプローチを使用している。新たに開発した「ローラ法」を用いてキャスティング溶液の「ディウェッティング」という自己組織化によって、大面積の狭いサイズ分布を持ったドームを作製することが可能となった。単一ドームの蛍光スペクトル測定から、濃度の高いサンプルほどスペクトルは長波長にシフトすることが分かった。また、ドームサイズが大きければ大きほどスペクトルは長波長にシフトすることも分かった。これらの実験結果によって、Jr会合体のサイズはポリスチレン中の色素濃度やポリスチレンドームのサイズで決定される。2次元マイクロドームアレーを用いたコンビナトリアルケミストリーディウェッティング中に低分子の混合物の濃度分布は固定化されます。1個のドームの体積は10^<-18>リットルと僅かで、それに比べてドームの密度は10^6/cm^2と高く、化学反応に最適な状態を見つけることができます。高蛍光性なCT錯体の合成とマイクロ結晶構造を制御することに成功しました。高分子マイクロドームの形状変化ティウェッティングさせた高分子マイクロドームの形状は溶媒の気化や温度で制御できます。ディウェッティング直後の接触角度は5度であるのに対し、気化した溶媒を加えた後は120度に大きく変化しました。また、サンプルを熱することでもっとの状態に戻すこともできます。接触角度、接触面積、ドームの形状を変化させれば、物理的な特性(光の屈折、導電性等)やドーム中の化学反応の制御が可能になります。
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Research Products
(6 results)