2005 Fiscal Year Annual Research Report
自律分散システムによる情報システム社会基盤本技術の構築
Project/Area Number |
16200002
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Research Institution | Tokyo Institute of Technology |
Principal Investigator |
森 欣司 東京工業大学, 大学院・イノベーションマネジメント研究科, 教授 (00293035)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
藤原 英二 東京工業大学, 大学院・情報理工学研究科, 教授 (20211526)
久保田 稔 千葉工業大学, 電気電子情報工学科, 教授 (30383368)
森山 甲一 大阪大学, 産業科学研究所, 助手 (10361776)
呂 暁東 東京工業大学, 大学院・情報理工学研究科, 助手 (90401554)
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Keywords | 情報工学 / 情報システム / システムアーキテクチャ / 分散コンピューティング / 自律分散システム / データ指向アーキテクチャ / コミュニティコンピューティング / 社会基盤 |
Research Abstract |
1.各技術の検討 昨年度に提案されたデータ指向型システムアーキテクチャを基盤としたコミュニティ内の通信と情報処理技術を引き続き検討している。 例えば平成17年度には、下記に示す技術などが提案された。 ・コミュニティ内のネットワークがサービスのレベルに応じて通信範囲を限定しながら自律交信する技術 ・ユーザが要求するサービスをネットワーク内にて逐次検索を行い、サービス提供者の応答の伝幡によってユーザ要求の拡散を抑制する技術 ・サービス提供者やユーザの分布等の状況を反映し、サービス情報が配布・共有されるコミュニティエリアを動的に構築する技術 ・コミュニティにおけるノード(コミュニティメンバ)のダウンなどの障害が起きたときに、所定の情報配布エリアに対して必要な情報を配布することができるノード間自律協調技術 2.実験システムの構築 本平成17年度には、上記各技術を検討の上、各部分技術を融合し、実際にプロトタイプとして実装した。まず現有設備であるインターネット接続を模したローカルエリアネットワーク(LAN)において小規模なプロトタイプシステムを構築し実験を行った。さらにインターネットの既存技術を用いて、インターネット上での小規模な実験を行った。 さらに、ネットワーク環境とデータベースサーバ、特に一部をディスクアレイサーバシステムとした実験システムを検討中である。
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Research Products
(8 results)