Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
村田 正幸 大阪大学, 大学院・情報科学研究科, 教授 (80200301)
若宮 直紀 大阪大学, 大学院・情報科学研究科, 助教授 (50283742)
長谷川 剛 大阪大学, サイバーメディアセンター, 助教授 (00294009)
多田 知正 大阪大学, 大学院・情報科学研究科, 助手 (10301277)
會田 雅樹 首都大学東京, システムデザイン学部, 准教授 (60404935)
|
Research Abstract |
研究課題1:メタ情報環境を実現するアドホックネットワークの構築 研究課題1-1:コネクティビティを最大化する経路制御(研究分担者 今瀬眞,多田知正) 本年度においては,アドホックネットワークにおいて,単方向リンクを考慮することでコネクティビティを高める経路制御について,アリの採餌行動に着想を得た手法を提案した.シミュレーションにより,従来手法の約1/4の遅延で経路を構築でき,約1.3倍のパケット配送率を達成できることを示した. 研究課題1-2:モバイルアドホックネットワーク環境に適した輻輳制御(研究分担者 長谷川剛) 本年度においては,インラインネットワーク計測技術を用いた輻輳制御手法として,バックグランド転送を実現するデータ転送手法の提案を行い,実環境においてその有効性を評価した.また,ネットワーク上の中継エージェントが,ネットワーク状況に応じてTCPコネクションの中継処理を行う手法の検討を行った. 研究課題1-3:アドホックネットワーク環境に適した状態情報管理機構(研究分担者 會田雅樹) 本年度においては,センサネットワークにおいて,スケーラビリティと構造変化への耐性を両立するノード配置技術の提案を行った.確率的配置を基本に,基地局を中心として動径方向のセンサ密度が,基地局からの距離のベキ関数になるように配置することで,電池寿命が向上することを確認した. 研究課題2:メタ情報環境を実現するセンサネットワークの構築 研究課題2-1:電源管理を考慮した経路制御の実現(研究分担者 村田正幸) 本年度においては,センサ端末がアプリケーション要求に応じて,電力効率のよい通信経路を自律的に確立する制御技術の研究開発に取り組み,パルス結合振動子モデルを応用した進行波制御によって様々な形態の通信を確立可能であることを示した. 研究課題2-2:センサ情報収集機構の実現(研究分担者 若宮直紀) 本年度においては,無線通信の不安定な屋内環境において電源供給のある親機を含むセンサネットワークを対象に,効率的な情報収集を実現する制御機構を提案し,市販のデバイスを用いた実証実験によりその有効性を検証した.
|