2006 Fiscal Year Annual Research Report
ウェブサービス連携における高信頼かつ高度相互運用性を持つエージェント技術の開発
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16200010
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Research Institution | National Institute of Informatics |
Principal Investigator |
佐藤 健 国立情報学研究所, 情報学プリンシプル研究系, 教授 (00271635)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
武田 英明 国立情報学研究所, 情報学プリンシプル研究系, 教授 (80252831)
市瀬 龍太郎 国立情報学研究所, 情報学プリンシプル研究系, 助教授 (00332156)
北村 泰彦 関西学院大学, 理工学部, 教授 (00204917)
山口 高平 慶応義塾大学, 理工学部, 教授 (20174617)
福田 直樹 静岡大学, 情報学部, 助手 (30345805)
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Keywords | 投機的計算 / Web連携 / Webサービス / オントロジー |
Research Abstract |
今年度は先行投機的計算技術およびWeb運携技術に関して前年度の成果を踏まえ、それらの技術の融合プロトタイプシステムを作成し、また、各自の技術の更なる開発を行った。具体的な成果は以下である。 1.Light-weightなWebサービス連携を目指して,プロトタイプシステムを開発した。具体的には,Webサービスの内容記述とその実現コマンド列を対応させ、その中の共通文字列部分を入力と考えることでWebサービスの一般化を行い、サービス連携を行うときは、サービス内容記述を再構成するとともにその実現コマンド列を変更する手法をとった。これにより、Webサービス連携の手法開発の端緒を得た。 2.セマンティックWeb技術に基づいたWebサービス連携の仕組みについて研究を行った.とくにバイオインフォマティックスへの応用のため,概念を整理してオントロジーとして可視化することを行った. 3.Webサービスを連携するために必要となるオントロジー統合技術について研究を行った.特に,異なるオントロジーに対して,整合性を持たせて統合を行う手法について研究を行い,そのために必要となる統合技術の開発を行った. 4.Semantic Webの技術を用いて,RDF情報をもとに,擬人化エージェントがWeb情報の内容を対話的に説明できるシステムを開発した.またWikiの枠組みを用いて,RDF情報を容易に生成するためのSemantic Wikiシステムを開発した. 5.粗粒度のタスクオントロジー,中粒度のWeb/アプリケーション/手作業オントロジー,実際に動作するプログラムを相互に関連づけ,複雑な業務のワークフローを自動生成するシステムを開発した.また,既存のオントロジー群を再利用できるように,オントロジー構築支援ツールDODDLEを拡張した. 6.福田は,Webサービス連携へのセマンティックWeb技術の導入に関して,関連する既存技術としてもっとも先端的であるWSMOの実装の1つであるIRS-IIIについて,その動作メカニズムを解析し,我々のこれまでに行ったWebサービス連携への機能的統合の可能性を調査した.そして,Webサービス連携の,より軽量な実装方式について検討を行い,そのプロトタイプを実装した.
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Research Products
(11 results)