2004 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
16200015
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (A)
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Research Institution | Waseda University |
Principal Investigator |
誉田 雅彰 早稲田大学, スポーツ科学学術院, 教授 (90367095)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
高西 淳夫 早稲田大学, 理工学部, 教授 (50179462)
西川 員史 早稲田大学, 理工学術院, 学術振興会研究員(PD)
本多 清志 国際電気通信研究所, 人間情報科学研究所, 室長
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Keywords | 発話ロボット / 感覚運動制御系 / 発話動作獲得 / 感覚フィードバック / 発話動作のMRI観測 |
Research Abstract |
発話動作における感覚フィードバック機構の解明、及び感覚系を有する発話ロボットの構築に向けて以下の検討を進めた. (1)感覚フィードバック実験系の構築 発話動作における感覚フィードバックの脳活性部位をfMRIを用いて特定することを目的として、MRI画像に影響を及ぼすことなく発話時の口蓋形状を変化させる口蓋摂動装置を新たに構築した.また、口蓋と舌との接触圧力分布を測定するための圧力センサーについての検討を進めた.さらに、発声者の声を実時間で修正して聴覚にフィードバックする修正聴覚フィードバック信号処理系を構築した. (2)感覚運動制御系に関するfMRI観測 発話動作における感覚運動系の脳内処理メカニズムを明らかにすることを目的として、口蓋摂動に対する発話補償動作に対する脳活性部位をfMRI装置を用いて観測する実験を行なった.その結果、発話補償動作時において一次知覚野と1次運動野で顕著な活性部位が観察される一方、言語野には補償動作に対応した活性化は認められなかった.このことから、発話動作制御において感覚フィードバックが有効に用いられていることが示された. (3)感覚系を有する発話ロボットの構築 口蓋と舌との接触を感知する接触センサと口腔内圧お感知する圧力センサーを発話ロボットに搭載した.また、子音発声に関して、接触および口腔内圧感覚情報を動作目標として発話動作を学習するアルゴリズムを考案し、さらに音響特徴を動作目標とする母音発話の動作学習と融合することにより、感覚情報動作目標とする発話ロボットの動作学習機構を構築した.また、新たな弾性体部材を用い、より人間の生理的構造を摸擬した声帯と唇の機械モデルを構築した.
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Research Products
(4 results)