2006 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
16200017
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
大木 康 東京大学, 東洋文化研究所, 教授 (70185213)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
尾崎 文昭 東京大学, 東洋文化研究所, 教授 (70126019)
丘山 新 東京大学, 東洋文化研究所, 教授 (90185489)
長澤 栄治 東京大学, 東洋文化研究所, 教授 (00272493)
永ノ尾 信悟 東京大学, 東洋文化研究所, 教授 (40140959)
鎌田 繁 東京大学, 東洋文化研究所, 教授 (70152840)
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Keywords | アジア / 古籍 / 電子図書館 / 漢籍 / ダイバーコレクション / イスラーム / サンスクリット / インド古典語 |
Research Abstract |
第3年度である本年度は、初年度・第2年度の成果を踏まえ、引き続き「アジア古籍電子図書館」に関する全体構想の検討を進めるとともに、これまでの電子情報化の進展度や資料の内容や性格の相違などを考慮に入れ、東アジア・南アジア・西アジアの各地域別の作業計画を立て、実行に移した。 (1)東アジアについては、本研究所が所蔵する漢籍約8万点の中から選ばれた「特別貴重書」約500点のうち、全文画像情報作成を引き続きおこない、本年度末には、このうちの九割のデータを格納した「漢籍電子図書館」を立ちあげた。また、すでに実績のある「東洋文化研究所所蔵漢籍日録データベース」の現行仕様を評価・分析し、貴重漢籍と連関付けを、昨年に引き続きおこなった。あわせて国内外の図書館・研究機関で実施されている古籍電子化の試みを参照しながら、連携の可能性を検討してきた。 ただし、本ブロジェクトのように貴重資料を公開している機関は極めて少なく、今後とも他研究機関に公開を要求していく。 (2)西アジアについては、東洋文化研究所が所蔵する西アジア・イスラーム研究に貴重な資料であるダイバー・コレクションの書誌および画像情報を整理して、アラビア語文字で検索・表示が可能なプログラムの開発を行い、資料をインターネット上で公開した。 (3)南アジアについては、昨年度に引き続き、東京大学附属図書館所蔵「サンスクリット写本コレクション」の電子化をすすめた。当該コレクションについては、昨年度までに基礎的な書誌調査と全文画像情報の作成が終了しているので、今年度も引き続き、インド古典語辞書の電子化の開発に取り組んできた。
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Research Products
(7 results)