2005 Fiscal Year Annual Research Report
子どもの体力向上のための運動,遊び,健康生活習慣に関する研究
Project/Area Number |
16200043
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Research Institution | University of Tsukuba |
Principal Investigator |
西嶋 尚彦 筑波大学, 大学院・人間総合科学研究科, 助教授 (50202239)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
長谷川 聖修 筑波大学, 大学院・人間総合科学研究科, 助教授 (10147126)
尾縣 貢 筑波大学, 大学院・人間総合科学研究科, 助教授 (90177121)
國土 将平 鳥取大学, 地域学部, 助教授 (10241803)
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Keywords | 子ども / 体力向上 / 運動 / 遊び / 健康生活習慣 |
Research Abstract |
本研究は,子どもの体力向上プログラムの実践的検証と,そのための運動,遊び,生活習慣改善に関する科学的根拠を総合的に解明するものであった. 検討課題は,a)走・跳・投などのスポーツに基礎的運動の成就・習熟を決定する主要動作,b)健康のための体力つくり運動の運動特性と体力向上効果,c)体力向上に有益な全国の運動遊びの体力・運動特性,d)体力向上のための主体的な生活習慣改善を決定する要因,の4課題に焦点を絞り,4つのサブプロジェクトを同時に実施する総合的研究プロジェクトであった. 小学校年代では「運動ができるようになる発達過程」に焦点を当て,運動成就の適時年齢と系統的階層性を検討した. 全国調査から体力つくりに有益な運動遊びの体系化を試みた. 主体的に取り組む体力向上のための生活習慣改善を決定する要因を検討した. 課題a:走運動の加齢に伴う運動成就・発達の系統的階層構造を検討した. 実験:実験協力校に依頼し,小学生600人を対象として運動動作の成就度を測定し,加齢に伴う運動成就・発達の系統的階層構造を検討した. 課題b:Gボールを用いた体ほぐしの軽運動の加齢に伴う運動特性と体力向上効果を検討した. 実験:実験協力校に依頼し,小学生600人を対象としてGボール運動プログラムの実践し,加齢に伴う運動特性と体力向上効果を検討した. 課題c:全国調査を準備し,遊びの系統的分類に基づいた遊びの運動・体力特性の構造を検討した. 課題d:体力向上のための主体的な生活習慣改善を目的とした教育方法を検証した. 調査:実験小学校に依頼し,小学生600人を対象とし「健康手帳」を使用し,生活習慣チェックを実施した.
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