2004 Fiscal Year Annual Research Report
パネル調査に基づく中高年者の生涯現役の条件に関する研究
Project/Area Number |
16200045
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (A)
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Research Institution | J. F. Oberlin University |
Principal Investigator |
柴田 博 桜美林大学, 大学院国際学研究科, 教授 (30154248)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
杉澤 秀博 桜美林大学, 大学院国際学研究科, 教授 (60201571)
黒澤 昌子 政策研究大学院大学, 教授 (40275813)
杉原 陽子 (財)東京都高齢者研究, 福祉振興財団・東京都老人総合研究所, 主任研究員 (80311405)
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Keywords | 有償労働 / 無償労働 / 健康 / 職業からの引退 |
Research Abstract |
1.既存のパネルデータの解析と公表 本研究の課題である生涯現役の意義と生涯現役の条件の解明という視点から、パネルデータを再解析した。具体的には、就労の継続に関する研究課題については黒澤が、ボランティア、家事・介護といった無償労働が高齢者に与える影響および無償労働の継続に関連する要因については杉原が、就労継続、中断、引退が高齢者の心身の健康、家庭生活、地域生活に与える影響については杉澤が担当して分析した。その結果の一部は平成17年度に開かれる学会で発表する予定である。 2.パネル対象者への結果報告の準備 調査結果の概要を記したパンフレットの原稿を作成した。パネルの回収率を高めるためには、研究の成果がどのようなものであり、またどのように役立てられているかを記した調査結果の概要を対象者に送付し、調査に対する理解を得ることが必要である。次年度にパンフレットを印刷し、対象者に送付する予定である。 3.平成17年度に実施予定の追跡調査の準備 1)調査票の検討 パネル調査であるため、基本的には質問項目は変更しない。しかし、追跡調査間における職業、家庭生活、地域生活の変化については、振り返り法ではあるが、その内容と時期について把握する必要がある。パネルデータ解析の際の役割分担に即して、それぞれの領域における変化の実態を把握する質問を加えた。 2)対象者の所在の確認 本調査を効率よく実施するため、対象者の所在を住民基本台帳の閲覧などによって確認した。
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