2005 Fiscal Year Annual Research Report
次世代IT社会の都市インフラストラクチャーの最適運用・最適設計システムの作成
Project/Area Number |
16201035
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Research Institution | Nanzan University |
Principal Investigator |
長谷川 利治 南山大学, 数理情報学部, 教授 (40025911)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
伏見 正則 南山大学, 数理情報学部, 教授 (70008639)
尾崎 俊治 南山大学, 数理情報学部, 教授 (10034399)
澤木 勝茂 南山大学, 数理情報学部, 教授 (80065482)
鈴木 敦夫 南山大学, 数理情報学部, 教授 (70162922)
佐々木 美裕 南山大学, 数理情報学部, 助教授 (20319297)
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Keywords | 高速道路料金体系 / 交通手段選択モデル / 固定資産宅地評価モデル / 償還条項付金融商品 / ネットワークボロノイ図 / ハブ空港 |
Research Abstract |
研究代表者、長谷川は、研究の統括をするとともに、高速道路の料金体系の研究をシステムダイナミックスの手法を用いて行った。 研究分担者、伏見はパーソントリップ調査のデータを基にして、通勤・通学・買い物のための外出等における名古屋市民の交通手段(徒歩、自転車、自動車、バス、電車)選択モデルを作成した。地下鉄名城線の環状運転開始による選択率の変化や、地区による違いについても検討した。 研究分担者、尾崎は、固定資産宅地評価における統計モデルの構築および評価システムの構築を行った。特に、前年度に行った実績を引き継ぎ、モデリングにおける点では(i)欠損データの取り扱い、(ii)土地価格形成要因間の分析を行った。また、システム開発ではWebベースのアプリケーションとして再構築を行った。また、組合せ確率を用いた順序付けに関する問題についても論及し、その成果を発表した。 研究分担者、澤木は、償還条項付金融商品の理論的評価とその数値計算に関する研究を中心に実施した。特に、転換社債、新株引受権、ワラント債および永久ゲームオプションの評価モデルの構築と計算アルゴリズムの開発に取り組み、見るべき成果を得た。これらの金融商品の価格が既存の金融商品の価格と早期権利行使プレミアムおよび早期償還割引額との和に分轄できることを示した。このことにより、理論的な解析解がない金融商品の価格が数値的に計算することが可能となった。また、中部国際空港に関する専門委員となって空港運営の全般にわたって助言を行っている。 研究分担者、鈴木はネットワークボロノイ図を用いた施設配置問題の研究を行い、国際空港間の勢力圏、ハブ空港の決定モデルへの適用可能性を検討した。 研究分担者、佐々木は、実用性を重視したモデルとして、容量下限制約付きモデルをベースとし、ハブアーク配置モデル、ハブの配置を前提としない航空ネットワークデザインモデルについて、モデルの検討・作成を行った。また、最適ネットワーク構成の分析を目的に、競合がない場合のモデルの検討もはじめている。
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[Book] Proceedings of International Workshop on Recent Advances in Stochastic Operations Research (2005 RASOR Canmore, August 25-26, 2005, Canmore, Alberta, Canada)2005
Author(s)
T.Dohi, S.Osaki, K.Sawaki (Eds.)
Total Pages
316
Publisher
Systems Reliability Laboratory, Department of Information Engineering, Graduate School of Engineering, Hiroshima University
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