2007 Fiscal Year Annual Research Report
次世代IT社会の都市インフラストラクチャーの最適運用・最適設計の作成
Project/Area Number |
16201035
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Research Institution | Nanzan University |
Principal Investigator |
鈴木 敦夫 Nanzan University, 数理情報学部, 教授 (70162922)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
伏見 正則 南山大学, 数理情報学部, 教授 (70008639)
尾崎 俊治 南山大学, 数理情報学部, 教授 (10034399)
澤木 勝茂 南山大学, 数理情報学部, 教授 (80065482)
佐々木 美裕 南山大学, 数理情報学部, 准教授 (20319297)
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Keywords | 都市 / 避難計画 / 施設配置 / 救急車 / 商業施設 / 競争立地 / 災害対策 / センサーネットワーク |
Research Abstract |
今年度は、研究期間の最終年度であり,今までの研究のまとめを行った。具体的には,災害時避難経路問題の解法、各種の金融商品の分析、救急車の配置問題の解法の考案、都市内の商業施設の競争的な配置の問題の解法の考案を行った。また,配置問題から派生して,センサーネットワークの配置に関連する研究を行った。 災害時に地下街や大学キャンパスから避難する方法をシミュレーションの手法を用いて分析を行った。金融商品の分析では、転換社債のゲーム論的な分析を行った。今後は都市内のプロジェクトをリアルオプションで評価する金融手法の開発を行う予定である。救急車の最適配置では、愛知県瀬戸市の救急車の配置を分析し、配置の評価を数量的に行う手法を考案した。都市内の商業施設の競争配置では、連続平面とみなせる市場で,コンビニなどの小規模な商業施設で、既存の商業施設があるなかで、あらたに参入する場合の最適な配置を求める問題の解法を考案した。 また,都市内の配置問題から派生して,センサーネットワーク関連の配置問題に取り組んで成果を挙げた。センサーネットワークの問題は,例えば,都市のインフラのひとつである橋梁の保守などにも用いることができる。橋梁の要所要所にセンサーを配置し,亀裂などの崩壊の兆しを事前に感知して警報を発することなど広く応用が期待される。ここでは,効率的なセンサーの配置について研究を行った。 これらの研究はいずれも都市関係の論文誌、金融関係の論文誌に発表されている。
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[Presentation] ミニマックス型の階層型施設配置問題2007
Author(s)
古田 壮宏(発表者), 佐々木 美裕, 鈴木 敦夫
Organizer
日本オペレーションズ・リサーチ学会2007年秋季研究発表会
Place of Presentation
東京
Year and Date
2007-09-28
Description
「研究成果報告書概要(和文)」より
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