2007 Fiscal Year Annual Research Report
環オホーツク海圏と広域圏交流形成のための総合的研究-環境科学研究を中心として-
Project/Area Number |
16201051
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Research Institution | Tokyo University of Agriculture |
Principal Investigator |
田中 俊次 Tokyo University of Agriculture, 生物産業学部, 教授 (90217034)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
永島 俊夫 東京農業大学, 生物産業学部, 教授 (70155927)
黒瀧 秀久 東京農業大学, 生物産業学部, 教授 (70178135)
小林 道明 北見工業大学, 工学部, 教授 (20105539)
堀内 淳一 北見工業大学, 工学部, 教授 (30301980)
小川 昭一郎 道都大学, 教養部, 教授 (90137464)
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Keywords | 環オホーツク海圏交流研究 / 広域交流圏研究 / 環境科学研究 / 天然資源開発 / 農林業・漁業資源開発 |
Research Abstract |
本年度の主な研究実績としては、環オホーツク海圏交流形成のための課題を明らかにするために、2回の研究会を開催し、各自報告書の作成にむけて追加研究を実施した。第1回目は、2007年7月14日(於:東京農業大学産業経営学科会議室)に報告書の作成にむけて、環オホーツク海圏をどのような視角から、分析していくのか議論がなされ、「越境広域経営」や「環境ガバナンス論」を土台に、環オホーツク海圏交流の課題について検討していくという方向性が導き出された。第2回目は、2007年12月8日(於:東京農業大学オホーツクキャンパス第1会議室)に、各自の報告書の進捗状況と報告書の校正について検討するため、中間報告会を実施した。報告会では、様々な分野からの指摘を受けたことで、研究内容の充実化をはかることができ、また全体の方向性についても再度確認がなされた。 なお、今年度は本研究の最終年度にあたるため、報告書の作成に向けて各自補完調査等を実施しながら研究を進めてきた。補完調査では研究メンバー各自が、環オホーツク海圏における農畜産業の展開や環境汚染の状況、国際交流に向けての取り組みなどについて、関係機関を中心に補完的な聞き取り調査を実施し、また関係機関から提供してもらった資料や広域交流関連の文献などを用いながら、研究を深化させてきた。 なお、本研究においては、環オホーツク海圏の持続的な資源の利用と管理のための環境ガバナンスの構築を目指して、学術的なグランドデザイン「(仮称)OSERIEG(The Okhotsk Sea Rim for Environmental Govemance)ビジョン」のモデルを検討し、「環オホーツク海圏」の位置づけを明らかにした。 以上の成果を踏まえ、報告書を刊行した。
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Research Products
(1 results)