2005 Fiscal Year Annual Research Report
日本古典籍分類概念表の確立と古典籍総合目録データベースにおける分類化促進
Project/Area Number |
16202004
|
Research Institution | National Institute of Japanese Literature |
Principal Investigator |
鈴木 淳 国文学研究資料館, 文学資源研究系, 教授 (40162953)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
大高 洋司 国文学研究資料館, 文学資源研究系, 教授 (60152162)
入口 敦志 国文学研究資料館, 文学資源研究系, 助手 (80243872)
井田 太郎 国文学研究資料館, 文学資源研究系, 助手 (20413916)
山田 直子 国文学研究資料館, 文学資源研究系, 助手 (20151011)
原 正一郎 国文学研究資料館, 複合領域研究系, 助教授 (50218616)
|
Keywords | 分類概念 / 日本古典籍 / 件名 / ジャンル / 古典籍総合目録データベース / 研究者利用 / 一般利用 / 分類語 |
Research Abstract |
平成17年度は、本研究の2年目として、「日本古典籍分類概念表」の整備と、「古典籍総合目録データベース」への分類語付与へ向けての検討を中心に進めた。この「日本古典籍分類概念表」の分類概念表は、ジャンル・様式に基づく件名(例、和歌・勅撰和歌集、近世小説・仮名草子)を基礎とする体系で、それを「古典籍総合目録データベース」に付与することによって、データベースの研究的質を高め、検索利用の多角化を図ることを目的とする。 1.「日本古典籍分類概念表」素案の整備 「日本古典籍分類概念表」の整備のため、既作成の「改正素案」を基に、文学の散文を中心とした、昨年度の検討に続き、今年度は文学の和歌、連歌・俳諧、及びそれ以外の準漢籍、医書等の領域について検討を加えた。検討に当たっては、専門家の意見を参考にしながら、研究者利用と一般利用の両方を念頭において作業を進めた。 2.国文学研究資料館寄託資料の分類化 1で検討中の「日本古典籍分類概念表」の適用実験として、国文学研究資料館寄託の田安徳川家約1千点について、その冊子体目録化事業に合わせ、緩やかに適用を試みた。 3.「古典籍総合目録データベース」の分類適用化の準備 1の検討と併行して、国文学研究資料館で公開している「古典籍総合目録データベース」の分類(件名)語の付与に向けて、現行の分類語を析出し、「日本古典籍分類概念表」による改正を検討した。 4.国内外の古典籍所蔵機関の調査、会議 国内の洛東遺宝館(京都)、内藤記念くすり博物館(岐阜県各務原市)、MOA美術館等へ古典籍の現地調査を行い、海外の米国フリーア美術館、UCLA東アジア図書館、ハーバード大学燕京図書館などへ古典籍の現地調査を行った。
|
Research Products
(6 results)