2007 Fiscal Year Annual Research Report
日本古典籍分類概念表の確立と古典籍総合目録データベースにおける分類化促進
Project/Area Number |
16202004
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Research Institution | National Institute of Japanese Literature |
Principal Investigator |
鈴木 淳 National Institute of Japanese Literature, 文学資源研究系, 教授 (40162953)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
大高 洋司 国文学研究資料館, 文学資源研究系, 教授 (60152162)
入口 敦志 国文学研究資料館, 文学資源研究系, 助教 (80243872)
井田 太郎 国文学研究資料館, 文学形成研究系, 助教 (20413916)
相田 満 国文学研究資料館, 文学形成研究系, 助教 (00249921)
原 正一郎 京都大学, 地域研究統合情報センター, 教授 (50218616)
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Keywords | 分類 / 日本古典籍 / 日本古典籍総合目録 / 俳諧 / 燕京図書館 |
Research Abstract |
平成19年度は、本研究の最終年度として、「日本古典籍分類概念表」の一応の完成と、その冊子体による成果の公表に力を注いだ。また、その古典籍分類によるデータベース「日本古典籍総合目録」への適用実験を試みた。 1.「日本古典籍分類概念表」の試案としての完成 前年度までの経過に基づき、本年度も産業・芸術、諸芸、武学・武術部門の検討のほか、とくに医学の本草書、ならびに理学の暦書について、専門研究者による研究発表を通じて検討を加えた。それらの成果を踏まえ、「日本古典籍分類概念表」を完成させ、冊子体「日本古典籍分類表<試案>」として公表した。 2.「日本古典籍総合目録」への分類適用化の準備 データベース「日本古典籍総合目録」で、「俳譜」に分類される約17,700点について、「日本古典籍分類概念表」に基づき、分類語の適用実験を行い、その結果を、冊子体「日本古典籍分類表<試案>」に「「日本古典籍総合目録」分類〔俳譜〕の検討-改正試案-」(研究支援員・金田房子)として収めた。 3.国内外の古典籍所蔵機関の調査、研究 国内の香川大学附属図書館、長崎県立図書館などの日本古典籍の調査を実施した。また、海外の米国ハーバード大学燕京大学図書館の日本古典籍の調査を行った。本研究と併行して進めてきた日米共同研究の成果である「ハーバード燕京図書館の日本古典籍」には、未整理分の補遺目録の作成に当たり、「日本古典籍分類概念表」の適用が試みられるなど、本研究の成果が一部、反映されている。
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Research Products
(4 results)