2007 Fiscal Year Annual Research Report
留学生の日本語能力測定のためのテスト項目プールの構築
Project/Area Number |
16202008
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Research Institution | Tokyo University of Foreign Studies |
Principal Investigator |
伊東 祐郎 Tokyo University of Foreign Studies, 留学生日本語教育センター, 教授 (50242227)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
酒井 たか子 筑波大学, 文芸・言語学系, 准教授 (40215588)
三枝 令子 一橋大学, 大学院・法学研究科, 教授 (60215580)
谷部 弘子 東京学芸大学, 留学生センター, 教授 (30227045)
村上 京子 名古屋大学, 留学生センター, 教授 (00210005)
中村 洋一 常磐大学, 国際学部, 准教授 (70326809)
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Keywords | 留学生 / 日本語能力 / テスト / テスト項目 / アイテム・バンキング / 古典テスト理論 / 項目応答理論 / 項目分析 |
Research Abstract |
○最終年度の研究事項 (1)Test Data Analysis Program:TDAP Ver. 2.02を作成 TDAPは大友賢二筑波大学名誉教授・日本言語テスト学会名誉会長が長年取り組まれた項目応答理論研究の成果として蓄積された英知を具現し、さらに改善を重ねてきたテストデータ分析のためのプログラムである。本研究では、さらにTDAP Ver. 2.02としてバージョンアップした。本研究のテストデータ処理は、すべてTDAP Ver. 2.02を使用して行った。研究成果報告書では、TDAP Ver. 2.02を付録として添付するとともに、概要を記している。 (2)日本語試験オンライン受験を実施 以下のような要領で実施した。 【目 的】「文法」項目の特性値検証のため。 【実施時期】2007年8月〜2008年1月、放課後の時間を利用 【実施機関】山口大学、東京学芸大学、名古屋大学、筑波大学、東京外国語大学の5大学 【実施会場】各大学のコンピュータ室、あるいはそれに相当する教室 【学生募集】各大学に在籍する留学生100名以上 (3)項目分析及び考察 本研究によるアイテム・バンクの構築のために、実施したオンラインテスト5つの全問題項目について、TDAP Ver. 2.02を用いて、古典的テスト理論、および項目応答理論によるテストデータの処理を行い、テストとテスト項目に関する特性を検討した。研究成果報告書では、そのデータ分析の結果について概要を述べ、考察した。詳細なデータについては、本報告書巻末の付録に収録した。 (4)成果報告書の完成 最終年度は、つぎのような機能を持つ項目プールの基礎的研究成果を盛り込んだ研究成果報告書を作成した。 (1)蓄積機能:作成した問題項目を、コンピュータ内に蓄積し、保存可能。 (2)抽出機能:出題領域や評価対象領域、また困難度などの条件に基づき、項目を抽出、構成・作成可能。 (3)組み替え機能:選択肢の組み合わせが可能となり、異なる試験問題の作成が実現。 (4)加工機能:蓄積・保管されている試験や問題項目を、測定目的に応じて編集・加工・削除可能。 (5)製版機能:抽出された問題項目を、パソコン上でレイアウト・編集が可能。
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