2004 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
16202013
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (A)
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Research Institution | National Institute of Japanese Literature |
Principal Investigator |
渡辺 浩一 国文学研究資料館, アーカイブズ研究系, 助教授 (00201179)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
丑木 幸男 国文学研究資料館, アーカイブズ研究系, 教授 (60223525)
高橋 実 国文学研究資料館, アーカイブズ研究系, 教授 (20296180)
大友 一雄 国文学研究資料館, アーカイブズ研究系, 教授 (30169007)
須川 英徳 横浜国立大学, 教育人間科学部, 助教授 (80272798)
臼井 佐知子 東京外国語大学, 外国語学部, 教授 (70185007)
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Keywords | 比較 / 文書 / 史料 / 編纂物 / 組織 / 近世 / アーカイブズ / 日本:韓国:中国 |
Research Abstract |
1.平成16年5月21日に研究代表者は韓国国史編纂委員会にて、海外研究協力者である田美姫・文叔子氏、および金〓栄氏と会議を開き、同年11月に同委員会において日韓を中心とした比較史料学の研究会を開催することを決定し、計画を立てた。 2.同年8月19日に、国文学研究資料館において第1回国内研究会を開催した。報告は渡辺浩一「前提的知識の共有と方法論の模索」、須川英徳「朝鮮時代の統治機構と各種文書」であった。 3.同年10月27日から11月3日まで、研究代表者はトルコに出張し、18年度に行われる予定の研究会および史料調査の準備を行った。 4.同年11月22,23日に韓国国史編纂委員会において、国際研究会「近世東アジアにおける組織と文書」を開催した。中央政府、地方行政機構、村と名望家、商人といった四つの比較の対を設け、合計10本の報告が行われた。参加者は二日間で延べ約60名、そのなかにはトルコや中国からの報告者・参加者もいた。翌24日には沖清南道論山市にある在地貴族の屋敷において古文書保管空間の調査を日韓合同で行った。この日程のなかで、復旦大学(上海)王振忠教授・臼井佐知子教授と来年度の上海研究会の打ち合わせを行い、日程を8月22.23日、テーマを都市・農村・商人といった社会における文書の比較ということで合意した。 5.平成17年1月5日、第2回国内研究会を開催した。報告は浅井忠「宝巻史料について」。 6.平成17年2月22日から3月2日まで、研究代表者はロンドンとパリに、岡崎敦助教授はパリに出張した。19年6月末にパリにおいて開催される国際研究会の準備を行った。 7.17年3月末日に本科研の年次報告書(A4判350頁)を200冊発行した。その主たる内容は、上記国際研究会「近世東アジアにおける組織と文書」である。
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Research Products
(7 results)