2005 Fiscal Year Annual Research Report
東アジアとその周辺地域における伝統的地理思考の近代地理学の導入による変容過程
Project/Area Number |
16202023
|
Research Institution | International Research Center for Japanese Studies |
Principal Investigator |
千田 稔 国際日本文化研究センター, 研究部, 教授 (20079403)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
金坂 清則 京都大学, 大学院・人間・環境学研究科, 教授 (00092825)
八木 康幸 関西学院大学, 文学部, 教授 (80122224)
南出 眞助 追手門学院大学, 文学部, 教授 (80111904)
秋山 元秀 滋賀大学, 教育学部, 教授 (00027559)
金 科哲 岡山大学, 大学院・環境学研究科, 助教授 (10281974)
|
Keywords | 近代地理学 / 韓国 / 風水思想 / アカデミック地理学 / 地理的思考 / マレーシア / マラッカ王国 / 地理写真 |
Research Abstract |
今年度は全体的な研究会を3回開催し、全体の研究会ではイギリスにおける地理写真の意味、マレーシアにおけるアカデミック地理学とポストコロニアルな状況、マラッカ王国の地誌的記述、琉球における風水習俗について討議した。 その詳細な内容と分担者の海外における研究の報告をニューズレター(No.5「19世紀末のイギリスにおける海外への関心と写真」「マレーシアのアカデミック地理学-そのポストコロニアルな状況(?)-」〜No.6「マラッカ王国の地誌的記述をめぐって」「琉球における石敢當-首里城下町を事例として-」に刊行済み、No.7は印刷中)に掲載した。ニューズレターは各関係者に配布ないし配布予定である。 国際会議では韓国の研究者を招き、韓国における地理学の近代化について討議する機会をもった。 わが国と韓国は隣国関係にあるにもかかわらず地理学の近代化に時代差があることを確認した。 また、分担者はインド・フィリピン・中国・韓国に海外出張し資料収集を行った。 今年度の主要な成果はアジアの伝統的な地理学的思考にあるコスモロジカルな風水思想が、ヨーロッパの近代地理学の導入によって地域へのまなざしが分析的となったことであった。
|
Research Products
(10 results)
-
-
-
-
-
-
-
-
-
[Book] 地球儀の社会史2005
Author(s)
千田 稔
Total Pages
185
Publisher
ナカニシヤ出版
Description
「研究成果報告書概要(和文)」より
-